夫婦円満カウンセリング、公認心理師の山口てるよしです。

子育て中は
夫婦のけんかが増えて
険悪な関係になってしまいがち。


そういえば
わたしたち(山口てるよし)夫婦も
同じだったなあと思います。



そして「相手の話していることを聞こうとしない態度」が
けんかの大きな原因でした。


だれが?

わたしがです。
心の中ではこんなことをつぶやいていました。



ま〜た同じことを言ってる


どうせ不満をぶつけてくるだけでしょ

早くこの時間が終わってくれないかな

ああ、めんどうくさい




こんなことを考えていれば
態度に出てしまいます。


それを察知した妻が
さらにヒートアップする悪循環ばかりでした。



どうしてこんなことになってしまうんでしょうか?




ちょっとわたしたち夫婦の場合を振り返ってみます。


一つは話をするタイミングが悪かったことです。


頭の中が仕事モードになっている
出勤前や帰宅直後は
わたしに聞く余裕がありませんでした。



落ち着いて話ができる時間を
とって欲しいと言われていれば
違っていたかもしれません。



そして同じことを言っていると
思ってしまうのは、
妻が何を言いたいのか理解できないからです。


事前にメモするなど
話したいことを
まとめてもらっていると
よかったと思います。



このあたりはノウハウ的なことなので
意識すればすぐにできますね。







でももっと深い理由があったんです。

このことにもっと早く気づいていれば


あんなに




苦しい思いをしなくてもよかったのに



夫婦で




あんなに傷つけ合うこともなかったのに





と思います。



その理由とは





わたしたち夫婦の




育った家庭の違いです。





わたしの父は
当時では珍しいダブルワークをしたので
ほとんど家にいませんでした。

なので父と母が
大事な話をしている姿を
みたことがありません。


すると子どものわたしから見て
父親の存在が薄いんです。

いつの間にか
父親はいてもいなくても
大きな違いはないと思うようになりました。




そう思っていた
子どものわたしが
親になったとき


どのように
父親の役割を果たせばいいのか
わからなかったんです。


わからないことを認めるのは苦しいので
妻と向き合うことを避けていました。




一方妻が育ったのは
何か決めるときは
父親の意見が絶対という家庭です。


そんな妻は
夫に意見を求めるのが
当たり前で


勝手に何かを決めるのは
よくないと思っていたんです。



なので妻は何度も
夫であるわたしに
意見を求めてきました。



このとき
話を聞こうとせず
向き合わない
わたしに対して
妻が愛情を疑うのも当然かもしれません。



わたしたち夫婦の関係に
それほど育った家庭の環境が
影響したわけです。


そしてどちらが悪くて
どちらがいい
という話ではありません。



わたしたちは経験から



お互いのことをよくわかったうえで
どのように折り合っていくか
考え、実行していくことが大切だ
と学びました。



そしてわたしたちと同じように


育った家庭の違いから
話し合えない
わかりあえない
と思い込んでいる人たちが多いことも


わかってきました。

そんなご夫婦のために作ったのが
こちらです。