矢口高雄先生への追悼として、

数々ある作品・ストーリーの中から、

自分の好きなものについて、書き込んでみます。

 

何度も読み返してしまう、暇さえあれば読み返してしまう、

 

釣りキチ三平 11巻~15巻

   「シロギスの涙」

 

魚紳さんに連れられて、海釣りを体験する第2弾。

今までの、大物・怪魚・幻の魚などを目的とした釣りとは違う、

投げ釣りにおいての「キャスティング」に主眼をおいた、ストーリーです。

 

遠くに投げる・正確に投げる、ということ以上に、 

   「周りに配慮して、安全に」

という、ともすれば忘れがちなポイントが主眼になっていると思っています。

 

子供心に「誰も釣ったことのない魚を釣ったぞー!」ではなく、

一般的に”スポーツ”といわれる、対人競技の競争の要素の強い作品だと思います。

 

今まで、ベッタリだった魚紳さんに初めて突き放され、悩む三平・・・

立ち直り、ライバルに駆け引きを仕掛ける三平・・・

そんな中でも、魚を釣ることを忘れられない三平・・・

最後、釣りの原点に返って、臨んだ結果に、吹っ切れた・さっぱりとした表情で競技を終える・・・

 

そんなライバルの気持ちに気づいたライバル”シャークの仁”の涙・・・

 

なんかもう・・・  一番好きな作品です!!

 

矢口先生のストーリーの構想力・脇役の登場人物の個性的なこと!

こんなアイデア、どっから生まれてきたんやろう?!

 

あぁ、書き込んでて、また読みたくなってきました?!

 

読みたいんで、ここまでにしますね?!

 

そんじゃ、また。