一昨日、大根を3本買い足しに八百屋へ行ったら、馴染みのお兄ちゃんが「紫大根入ったで~買ったら?」と言ってきた。
大根も売りきれない中で、紫大根とはまたレベルアップしたもんを入荷してどないする…

レジの人も顔馴染みで、客は私一人であったから、私は「大根て、売れる?」と聞いてみた。
レジの人が、「最近すごく人気の野菜みたいで、あなた以外にインド人の人もサブジに使うとかで、数本買っていくし、キムチというピクルスを作るのが話題になって、アジア人じゃない人達にも結構売れる」と言った。
キムチというピクルス…カクテキかいな…

月曜日、シメジと大根、乾燥うすあげ、鶏肉のかやくご飯を作った。
4号炊いて、全ておにぎりにした。
翌朝、旦那が職場におにぎりを持っていき、職場の部下でかねてより、うちの旦那に「ウマミとよく聞くが、日本料理のウマミは何でどういう時に感じるのか?」という、説明の難しい質問をしていた人に「かやくご飯食べてみる?」と聞いてみた。

この部下の人は数年前、イギリスの人気番組「ベイクオフ」で最終まで残った男性であり、ケーキ作りはかなりハイレベルな趣味を持つ。
であるから、ウマミという調味料を前から気にはしていたが、ウマミは調味料ではなく、食べたときに感じるのが日本人のいうウマミで、この魔法の調味料を入れたからウマミが出るというもんやないと、私伝えに旦那がその人に語って以来、「やはり日本食への挑戦は難しい」と言った経緯がある。

で、その鰹だしで炊いたかやくご飯を食べた瞬間「こんな複雑な味は僕のような料理好きでも、絶対に作り出せない」と言った。
「シメジマッシュルームも独特な風味で、醤油だけいれても、こんな美味しくならないよね?そうか…これがウマミという意味かもしれない…今日、ウマミを初めてわかった気がした」と言ったそう。

かやくご飯を複雑な味と言った。
そうか…複雑という表現になるのか…
調味料、出汁、具の味が混ざってのあの旨さがウマミであると私は思うが、複雑と表現した中にウマミは果たして本当に分かったのだろうか…

ちなみに最近分かったが、うちの子供は生の鶏ガラから取ったスープで作ったスープと、粉の鶏ガラスープの素で作ったスープでは、食べてすぐに分かり、鶏ガラから取ったスープは誉めてくれるが、粉のやつは無で食べる。
これは小さい頃から食べているからこそ分かるウマミの違いで、どう違う?かと聞くと、「全然ちゃう」としか説明できない。

ウマミは美味しいものを追及し、それを広げ、更に先を先を目指して食の可能性を広げてきた国民のみ分かるような気がするが…
今日も朝、昼イギリス人御用達ファーストフード「Greggs 」で朝食と昼食を5か月毎日食べている同僚らを見て、この人たちにウマミは分かるのか…とハニワの顔で見てしまう私である。
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