もうすぐ、日本人には馴染みのないイースターである。
とは言えキリスト教徒の多い国に嫁ぎ、そこで連れ合いの家族と嫌でもイベントごとに共に過ごさねばならない環境にあると、イースターとはなんぞやと分かってくる。
イースターに何を食べ、何をするかも分かってくるが、結局イギリス人はラム肉が好き…これに至る。

イースターは学校が二週間休みとなり、長い長い冬の明けであるから、太陽のある国に旅行に行く人も多い。
そんな中、夫の一番上の兄が婚約者のおばちゃんとアメリカで結婚式を挙げてくると連絡がきた。
二人だけの式であるから、兄の息子らも誘われてはいない。

イギリス人の再婚は時に凄いなと思う時がある。
自分の子供と自分の再婚はまるで関係性がないかのように、自分達の世界だけで進んでいく。
成人していようといまいと、親の人生とまだ手のかかる子供の気持ちは完全に切り離してしまえる。
賛成も反対も関係ない、したいからする、そこに子供への説得、納得、理解を経てからの次のステップはない。
日本も同じかもしれないが…
子供がいる再婚だからこそ、時間をかけての再婚かと私は考えるが、まるで逆であるから、毎回、出会ってからの入籍までの早さに驚く。

兄はアメリカであるし、甥っ子二人は大学の寮を休みの間は出ねばならないから、数日はうちで過ごし、後は行きたくはないが、母親のところに行く。
とは言え、母親は再婚し、その再婚相手の男が器のない男で、甥っ子が来るのを嫌がり、母親も見て見ぬふりをする。

また、来週の日曜日は夫の元同僚が急に「行って良いか?」と来た。
6月に予定している娘の結婚式に、娘から「お母さんは出ないでくれ」と言ってきたそうで、落ち込んでいる。
なぜ急に出席を拒否してきたのか…
理由は前の夫の再婚相手の女らしい。
元夫の妻が、前の嫁が来るのを嫌がっていて、ハチャメチャになっているらしい。
それを娘は受け入れるのか…

家族って何なのか…血縁のある他人でしかないのだろうか…
クラクラする。
人気ブログランキングへ