Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

2014年1月に韓国映画と出会い、映画について書かせていただいてますカチンコ

音楽はCoccoが大好きです。
最近は英国の70年代のロックにも熱中してます音譜

映画がお好きな皆様、是非、読んでください…!!

※ コメントのお返事が遅いですあせる

 

 

 

 


仄暗い水の底から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも、ありがとうさんです(^-^)ノ

 

先月の24日、日本の映画を2本、観たんですが、まずホラー作品『仄暗い水の底から』です。

 

ご存知のように映画『リング』(1998年)の原作者である鈴木光司先生の作品を再び中田秀夫監督が撮られたという2002年の作品で ―― この作品も公開時から観たいと思いつつ20何年も観てなかったという ―― そのあたりが私も映画ファンだとしても「おいあせる」ってところなんですが、逆に20何年も観たいと思い続けてついに観る執念深さも捨て置けないわけです。

 

いや、一つには本当に怖かったらどうしようというのもありまして、観るタイミングを20何年も考えてたわけですね。

 

離婚して5歳の娘・郁子とあるマンションに引っ越した松原淑美。元夫と郁子の親権争いもあり、新しい暮らしにも不安を感じる彼女だが、引っ越したマンションでは不可解ことが起こり始める。「水」にまつわる不可思議な現象、上の部屋から響く足音。

そして、郁子が見つけた子ども用のバッグから、淑美は2年前に起こった少女失踪事件を知る。 ―― という話です。

 

もう20何年前の映画ですが、丁寧に書くとしんどいこともありますし、深くは書きませんね。

 

でも、今後、ちゃんと観たいという方は、私のいかにも下手な感想なんか読まずに、映画を観てくださいね。

 

一つ、教えて差し上げたいのはこの映画、そこまで怖くはないということです。

もちろん怖いし、観たあとであれこれ想像すると映画よりも怖い思いにも至ってしまうんだけど…映画としてはホラーな怖さよりも母と娘の情緒的なドラマの方があとに残る作品ではないかと私は思います。

映画としてもそこまで「見せる怖さ」の作品ではないですね。

そういったホラー映画はやっぱり日本らしいし、日本のホラーの良さではないでしょうか。

 

映画は引越し先のマンションでの、黒木瞳さん演じる松原淑美と娘・郁子のどこか不安な日常、娘との新しい暮らしに踏み出そうとするシングルマザー淑美の努力が丁寧に描かれていきます。

いかにも女優さんなムードな黒木瞳さんなので、そりゃ映画っぽいけど、離婚後の娘との二人暮らしは現実的な描かれ方じゃないですか。

郁子ちゃんの通う幼稚園の園長先生が自分の園に以前通っていた園児の失踪事件のことを簡単に話してしまうのは、ちょっと変かなと思いましたけど…どうでしょ。

 

で、書きました通り、怖い場面、ゾワッとくる場面もありますが、私もホラー映画をいろいろ観てますので、大丈夫でしたが、真相に至っていく物語の流れはゾワゾワきました。

そういった怖さ、好きですね。

ホラー映画は怪奇現象が起こり、その謎を解き明かす流れで真相に至っていくのがゾクゾクきますよね。

 

それで結末ですが…あ~あせるって感じだったんですが、いや~、これは何とかならんの~はてなマークあせるどうにかならんの~はてなマークあせると思ったんですね。

他に方法がなかったのかなあ…はてなマークと。

ああするしか淑美は郁子ちゃんを助けられなかったのかなあ…。

 

で、終わりかなあ…と思ってると、まだ少し話は続くんですが、郁子ちゃんの「その後」が描かれるんですね。

もう、そこに来たら私はグッときてしまって…本当に好きな展開でした。

ラスト、好きですね…。

もう、このラストで言うことなしです。

本当にホラー映画として、映画として、私の大好きな終わり方でした。

 

でも、正直、泣けなかったんですね。

心が熱くなってウズウズきたんですが、眼の方から涙が出るほどではなかったんですね。

そこはなんでかなあと思ったけど、おそらく中田監督がそこまで作為的に観客を泣かせまくるまではしないことにしはったってことじゃないかなあと思いました。

 

もしかするとそこまで「泣ける」ようにすると映画がダメになると思いはったのかもしれません。

ですので、私はこの映画は私の観た結末で完成しているんだと思いますが、正直、趣がなくなったり、映画がギクシャクしても最後、もっと泣かせに走ってもらったバージョンを観たかったかなあ…とあつかましい想像もしました。

 

ちなみに観ててふっと思い出したのが、私が愛してやまない2011年の韓国のホラー映画『THE CAT ザ・キャット』…主演はパク・ミニョンとキム・ドンウクくん…です。

 

 

物語は違うんですが、「遺体の発見場所」がちょっと似てたんですわ。

 

比較すると、映画として完成度が高いのは『仄暗い水の底から』ではないかと思います。

もともとのストーリーが優れていると思います。

 

逆に『ザ・キャット』はなかなかサービス精神旺盛で、「出る」場面も多いし、「出方」もギャーッ!!と激しいんですよね。

そのあたりは韓国映画のサービス精神かなと思います。

おそらくギャーッ!!と出る回数が少ないと韓国の観客たちは納得しないのではないかなあ。

韓国映画はとりあえずエネルギッシュに「見せる」描写が魅力ではありますよね。

 

日本のホラー映画は良質な作品ほど、あまりギャーッ!!と出しませんよね。

確かにホラー映画もあんまり出しまくると映画が安っぽくなってしまいますしね。

ひょっとすると「出ない」ホラー映画の方が怖いのかもしれません。

 

でも出てこそホラーとも思いますしね…出ないと観た甲斐もないし…出てほしいし…ま、わかりませんね。

 

 ―― そういったわけで私が書いておきたかったのは、『仄暗い水の底から』…ラストが非常に気に入ったということです。

ホラー映画ならではの「優しさ」のようなものがあったんですね。

それは一種、楽観的な見方なんですが、この映画では特に感動的でした。

 

と、こうして書いてるうちにちょっと怖くなってきましてねあせる

 

ホラーもバンバン観れるほどではないんですよあせる

 

いえ、メチャクチャ怖かった三池崇史監督の『着信アリ』(2004年、柴咲コウ主演)…DVDを持ってて観返したいんですけどね~あせる

観れないですね、ホント困るけどあせる

いっぺん昼間に観たろかあせる

 

でも以前ほどは怖くなくなってきましたけどね、ホラーあせる

それでも「怖い小説」なんかは今もって読めないですねあせる

 

ホラー映画も観たいですけどね~あせる

やっぱり怖いものが好きなので…。

でも最近は事件の報道なんかも怖くなって、目をそらしたり、聞かないようにしてます。

 

『仄暗い水の底から』は、すぐ後、2005年にハリウッドでリメイクされてますね。

『ダーク・ウォーター』です。

 

 

主演がジェニファー・コネリーで、監督さんがいいので、きっといいリメイクなんじゃないかと想像してます。

日本版の映画化を観たので、またハリウッド映画版も観たいものです。

結末が…どうなっているんだろうかはてなマーク…とても気になります。

 

え~、私が書きたかったのはこういったとこです。

結論として『仄暗い水の底から』、観てホント良かったです。

でも、また観返したらもっと怖く感じたりしてあせる

 

今日もおおきに、ありがとうさんでした…☆⌒(*^-゜)v

 



仄暗い水の底から


Honogurai mizu no soko kara
Dark Water
검은 물 밑에서
暗水幽灵 / 鬼水怪谈


2002年製作/101分/日本
劇場公開日:2002年1月19日
配給:東宝

監督 中田秀夫
プロデューサー 一瀬隆重
原作 鈴木光司
脚本 中村義洋 鈴木謙一
撮影 林淳一郎
照明 豊見山明長
美術 中澤克巳
装飾 松本良二
録音 岩倉雅之
整音 柿澤潔
サウンドエフェクト 柴崎憲治
編集 高橋信之
視覚効果 橋本満明
特殊効果 岸浦秀一
音楽 川井憲次
主題歌 スガシカオ 「青空」

松原淑美 - 黒木瞳
幼少期の淑美 - 碇由貴子
松原郁子 - 菅野莉央
河合美津子 - 小口美澪
浜田邦夫 - 小日向文世
浜田郁子(16歳) - 水川あさみ

弁護士・岸田 - 小木茂光
不動産屋・太田 - 徳井優
管理人・神谷 - 谷津勲
淑美の保母 - 浅野麻衣子
弁護士 - 吾羽七朗
男の調停委員 - 野村信次
女の調停委員 - 志水季里子
河野 - 諏訪太朗
佳代 - 原知佐子
喜代美 - 黒石えりか
玲子 - 大塚ちひろ
犬を連れた姉妹 - 花原照子・安田洋子
幼稚園園長 - 品川徹
保母 - 畑中映里佳

 

 

 

 

 

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