中国映画 マンハント 2018年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

アンニョンです(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますッ星

 

悪女 AKUJO』(2017年)を観終えて40分後

別の映画館にこの映画を観に行きました・・・映画キラキラキラキラキラキラ爆弾

 

 

追う者、逃げる者、魂の出会い。

 

 

マンハント
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マンハント

中国語題:追捕

英語題:Manhunt
韓国語題:맨헌트


(2018年、中国映画、110分、G)


監督:ジョン・ウー
脚本:ニップ・ワンフン、ゴードン・チャン、ジェームズ・ユエン、江良至、ク・ゾイラム 、マリア・ウォン、ソフィア・イェ

原作:西村寿行 『君よ憤怒の河を渉れ』
製作:ゴードン・チャン、チン・ヒンカイ
製作総指揮:ピーター・ラム、ラ・ペイカン
撮影:石坂拓郎
美術:種田陽平
衣装:小川久美子
音楽:岩代太郎
アクションコーディネーター:園村健介


出演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼、竹中直人、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠 ほか


配給:ギャガ

 

《追捕》終極劇情版TRAILER 予告編

 

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映画『マンハント』公式サイト ← クリックひらめき電球

 

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解説: 「レッドクリフ」「男たちの挽歌」シリーズの名匠ジョン・ウーが、「戦場のレクイエム」のチャン・ハンユーと「三度目の殺人」の福山雅治をダブル主演に迎えたサスペンスアクション。日本でオールロケを敢行し、1976年に高倉健主演で映画化された西村寿行の小説「君よ憤怒の河を渉れ」を再映画化した。製薬会社の顧問弁護士をつとめる男ドゥ・チウは、パーティの翌朝、社長秘書・希子の死体の横で目を覚ます。現場の状況証拠はドゥ・チウが犯人だと示しており、罠にはめられたと気付いた彼は逃亡を図る。独自の捜査でドゥ・チウを追う敏腕刑事・矢村は、ドゥ・チウに近づけば近づくほど事件に違和感を抱くように。やがてドゥ・チウを捕らえた矢村はドゥ・チウの無実を確信し、警察に引き渡さずともに事件の真相を追うことを決意する。共演にも「第7鉱区」のハ・ジウォン、「哭声 コクソン」の國村隼、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の桜庭ななみら日中韓の人気俳優がそろう。(映画.com


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この作品がジョン・ウー監督で作られるとニュースになった時

直感で、観てみたいと思いました。

その頃、ハ・ジウォンは当初、決まっていたこの映画の出演を

「降板した」との報道もあったのですが・・・なぜか出演してました。

まあ、それは私には嬉しいことでしたけど。

 

しかし、公開日が近づく頃、偶然にも

韓国映画の日本公開ラッシュがスタートしてしまいました。

私としては観るべき映画を選ばねばなりません。

 

でも、『マンハント』を観ないとは、なかなか決められませんでした。

この映画はもしかすると、私が今、欲している

「私たちの時代のアジア映画」なのかもしれないと感じたからです。

 

そんな折、時々、映画を観に行く友達が

この映画も観たいと言いだしました。

この人、ただ「映画を観に行くこと」が好きなだけで

基本、何を観るかはあまりこだわってません。

お陰で、よく韓国映画にも付き合ってもらってます。

それなら、『マンハント』、観に行こうではないか、となりました。

 

私としては、こういった映画は、今、観ておかないと

そのうち、観る気がなくなるんじゃないかとゆう危惧もありました。

 

私も今はこうやって、映画を劇場で観たりして

映画のブログを書かせてもらってますが

本来は、そこまでの映画ファンではないと自覚してます。

韓国映画を観ることに対する熱意が冷めるとは

もはや思えませんが、しかし、韓国映画以外の映画については

この先、どういった気持ちになるのか、自分でもわかりません。

 

これまで観ていなかった「アジア映画」に対する

強い興味と好奇心と、観たい気持ちはあります。

でも、使える時間とお金にも限度があるし

韓国映画を集中して観るのなら、他の映画はある程度

我慢しなければならないし、何よりも

ここ数年、私は観過ぎほど映画を観てきて

ちょっと疲労を感じていました。

 

だから、観る数は、やっぱり今後、少しは減ると思います。

DVDを借りて観るのも、週に1、2本かな・・・やっぱり。

 

とにかく、『マンハント』は、今、観ておかないと

後になるほど観れなくなるかもしれない、と思いました。

だから、観に行きました。

 

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ところで、『マンハント』は

故・西村寿行先生の小説

『君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ』(1974年)と

その最初の映画化

君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ』(1976年)を

ベースに、再び映画化された作品だそうです。

 

その1976年の映画、『君よ憤怒の河を渉れ』が

当時、中国でも『追捕』とゆうタイトルで公開され

記録的大ヒットになったそうで

私はそれを知った時、それから40年経って

日本の映画会社が、巨大な中国の映画市場に狙いを定めて

『マンハント』を作って公開することにしたんだろうと思ったんですが

どうやらそうではなく、『マンハント』は中国映画のようですね。

 

映画業界の詳しいことはわかりませんが

だから、中国の映画会社が『追捕』の夢よもう一度

と、考えたように今度は思えてきます。

 

まあ、そういったことの真相は私ごときには

わからないことですけどね・・・。

 

『マンハント』

映画としては、ずっと日本が舞台で、日本俳優さんの方が大勢

キャスティングされてて、日本側のスタッフも大勢

参加されてるので、「日中合作」の佇まいに見えますが。


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ところで、原作者である西村寿行先生の本を

私も少しだけ、読んでます。

 

確かなことは、10代の半ば・・・14、5歳の頃かな・・・

『捜神鬼』(1980年)とゆう本を読んだことです。

当時、本集めのために古書店さんによく行ってたんですが

なんだか悲しい顔の牛が表紙の本で、それで手にとって

裏の内容の説明を読んだら面白そうだったので

買って読みました。

たしか、100円だったと思います。

4つの短編・・・中編でしょうか、からなる本で

そのうちの2つの物語をよく覚えてます。

 

肉牛として売られていく牛と、逃亡した過酷な境遇の少年の話。

この作品を読んだ時に、しばらくお肉が食べれなくなりそうでした。

 

そして、医師と不倫していた看護師の恐ろしい女性が

復讐を果たす中で自らも放射線に被爆し

残りの人生を動物たちと過ごす話。

 

この二つは、読んだことをよく覚えてます。

若い私には非常にショッキングな小説でした。

 

と、書いてると、今また、読み返したくなるから不思議です・・・。

 

もう一冊、おそらく『捜神鬼』を読んだことで

興味を感じて、『犬笛』(1976年)とゆう長編小説も読みましたが

こちらは読んだだけで、あまり今は思い出せません。

 

『捜神鬼』を読んだ時には、西村寿行先生の本を

もっと読んでみたいと思ったように記憶してますが

しかし、口の中にイヤな味が残るような衝撃的な作品だったので

また、そういった小説を読むことも

すぐには躊躇されたのかもしれません。

 

とにかく、読むことはなかったんだけど・・・今

『捜神鬼』の4つの話を映画化したら、どうなんだろう・・・

そんなふうにも思います。

 

『君よ憤怒の河を渉れ』については

もちろん、小説も読んでないし、1976年の映画も観てません。


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ジョン・ウー監督の映画は、そんなに観てないんだけど

今、数えてみると、6作品、私は観ておりました。

 

20~15年ほど前になりますが、当時

家で購読していた新聞の集金の方が

うちの家族を気に入ってくれて

家に来られるたびに、「映画の券」をくれはったんですよ。

しかも、かなりの枚数。

だから、うちらもさらにしっかり挨拶してたんですがね。

それで、人気のある映画は家族で奪い合いになるけど

たいていは私も観れてて、そんなんで、その形で

『ブロークン・アロー』(1996年)と『フェイス/オフ』(1997年)を

観てます。

他に、友達のおじいちゃんが東宝の株主だったとかで

それ系の映画も観に行ってましたけど。

 

『ハード・ターゲット』(1993年)と『ブラックジャック』(1998年)は

テレビで観ましたね。

なんか、当時の地上波の映画番組って、放送前に

これ以上の楽しみはないビックリマークってくらい、前もって

番宣しまくってましたよね・・・だからこっちもその気で

非常に期待して観てたのを覚えてますよね・・・。

『ハード・ターゲット』は最後、ランス・ヘンリクセンが

ズボンかどっかに「手榴弾」を入れられて爆死してたような・・・。

『ブラックジャック』は、ドルフ・ラングレンが

子どもか誰かを抱えてバルコニーから

プールに飛び込んでたような・・・いや、よく覚えてへんけど。

 

あと『ミッション:インポッシブル2』(2000年)を観てますが

さらによく覚えてないあせる

とにかく、最後に観たのは、DVDを借りてきた

『ペイチェック 消された記憶』(2003年)で間違いないようです。

が、やっぱり、よく思い出せない・・・。

 

けど、劇場で観た『ブロークン・アロー』と『フェイス/オフ』は

とても楽しんで観た覚えがあります。

両方とも、またテレビ放送で一度ずつは観返してますし

この2作品のことは、かなり覚えてますね。

しかし、今、観るとどうかはわかりません汗

 

ジョン・ウー監督・・・吳宇森監督・・・本来は

香港の映画監督で、香港ノワール作品で名を馳せてこられたので

そっちのカテゴリーの映画を観てないとアカンのでしょうけど・・・

すんません、私は1作も観ておらず・・・(>_<)

申し訳ない限りです・・・が、それも、まあ、仕方がない。


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『マンハント』

福山雅治さん筆頭に、多くのキャストを初めて

スクリーンで見ましたが、それが特に収穫でした。

 

やっぱり、ハ・ジウォンが出てくると

気持ちも上がりましたね、私は・・・。

彼女は殺し屋、レインの役なんですが

彼女の相棒、ドーンを演じているのが、他でもない

ジョン・ウー監督のお嬢さん

アンジェルス・ウー(Angeles Woo)なんですよね。

彼女は2001年から7本くらい、映画に出てきたようですが・・・

『マンハント』ではかなり、アクションが激しかった。

ビックリするほど身軽とゆうか・・・福山雅治さんが

車で跳ね飛ばしまくるんですが、その度にギリでかわしたり

やっぱり轢かれたりしてて、そこは観どころでした・・・。

 

福山さん演じる刑事、矢村聡はかなりイジワルな感じで

ちょっとなかなかとっつきにくい人なんですが

やる時は容赦のない人で、ハタから見てると怖い人です。

でも、有能な人なので・・・。

 

天神製薬の顧問弁護士のドゥ・チウ(チャン・ハンユー)が

非常に恥ずかしい感じのパーティーを抜け出して

美女・真由美(チー・ウェイ)に車で送ってもらって帰って寝たら

次の朝、ちょっとだけ前の日に話した女性(TAO)が

ベッドの横で死んでて、あきらかに警察の対応もおかしく

これはアカンと思って逃亡します・・・地下にね。

そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村が

新人の部下・里香(桜庭ななみ)と追う中で

だんだん「これはおかしい」と思っていく――。

そんな感じです。

 

正直・・・私には合わなかったらしく・・・あせる

映画の間中、どうしても、乗りきれなかったのですが・・・

なんでそうなのか、自分ではなんとなくわかります汗

また違った状況なら楽しめた気もしますが・・・私は

この映画をガッツリお金を払って観に行ったんですから・・・(T_T)

 

ハ・ジウォンとアンジェルス・ウーがらみの場面以外では・・・

刑事、矢村聡が顎と肩で挟んで刀を抜く場面が良かったです。

その時は、(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-ビックリマークとなりましたが・・・間の悪いことに

直前に『悪女』を観てたので、アクション的には

心躍るところが多くはなかったように私には思えます・・・汗

 

ってゆうか、もっと重厚でシリアスな映画だと思っていたので・・・

とにかく前半から気になる不自然さが目立ちあせる

真剣な映画だと思ってた分、戸惑うことも多かったのであせる

 

そして、チャン・ハンユー演じるドゥ・チウが自ら体を張って

たどり着く真相が唖然とさせられるもので・・・え!?

これってSFぅ~!?と驚かされたあとは、かなり気持ちが沈みました。

「人の無駄死に」も居心地悪いものでしたし汗

 

その夜の私はこの映画を「変な映画」だと面白がって観れるような

そんな気分じゃなかったし、ただ予想外に変な映画だったので

どうしても困ってしまい、最後まで映画にのめり込めなかった汗

 

脚本を担当された方々の人数が、かなり多いようですが

そのあたりが、この映画のこの形に大きく作用したように

思えるのですが・・・まあ、私にはわかりません。

 

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そういえば、ハ・ジウォンは日本語と中国語と英語を

話してました。

この映画、異様に吹き替え率が高いんですけど

(観たらわかります)

ハ・ジウォンは全部、彼女の声だったのでホッとしました。

 

でも、あのレインとドーンの百合さんっぽさって

意図的なもんなんすかねはてなマーク

映画に活かされてるような、活かされてないような・・・

だって、レインはいきなりドゥ・チウに・・・ねはてなマーク

ようわかりません。

 

桜庭ななみも調べてみたら、中国語や韓国語も話せるそうで

だったら、話させてあげりゃいいじゃないですか、それでむかっ

ここまでいろいろな言語が乱れ飛んでるんですから

話せる人に話してもらってね~・・・あれはてなマーク話してたかなはてなマークあせる

 

他・・・シーン・インサートですか、それで、急に

登場人物の「直近の過去」が回想されるのは、誰の回想はてなマーク

この映画、私には理解できない映画技法に満ちている・・・。

そりゃま、当然なんだけど。

 

ところで、この映画のパンフレットは買いませんでした。

友達に「いらんのはてなマーク」って聞いたら「いらん」って言いましたので

あらら~、読めへんね~、と思いました。

 

720円(税込)だったと思います。

映画が良かった方は是非・・・。

 

マンハント 公開劇場限定

劇場用パンフレット ← クリックひらめき電球

 

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『マンハント』・・・私が観に行ったことで

次の「私たちの時代のアジア映画」に少しでもつながれば

幸いです。

 

最初の映画化、『君よ憤怒の河を渉れ』を

私が観る日は来るんでしょうかね~・・・はてなマーク

なんか、『マンハント』を観たあとで調べてみたら

私の大キライな「着ぐるみのヒグマ」が襲って来るらしくって・・・

それを知るとさらに観たくないような、観たいような。

 

そして・・・今年、また、私が観たいと思うような

中国映画、香港映画は日本で公開されるでしょうかね~・・・はてなマーク

あまりたくさん公開されても、どっち道、私も対応できないし・・・

でも、また、ちゃんと観たいですよ、中国映画・・・。

 

でわ、今夜もありがとうございます・・・キスマーク

またです・・・アンニョン・・・(^.^/)))