悪の教典 序章 ネタバレ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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「悪の教典 序章」 ネタバレ(映画「悪の教典」 ネタバレへと続く)

※2013年10月07日の記事を修正して再UPしています。

ドラマ「悪の教典 序章」を昨日から今朝にかけて見終わりました。
悪の教典 ネタバレ まとめ「悪の教典 序章」


「悪の教典 序章」とは、
「クラス全員、皆殺し」 という物騒なキャッチコピーで11月10日からの公開を控えた
映画「悪の教典と対をなすBeeTVドラマ「悪の教典~序章~」の事。

サイコパスが連続殺人事件を起こした場合に、その殺人者をサイコキラーと呼びます。

(サイコパス=サイコキラーではないので、こうした用語を使う場合には、人権上の配慮が必要です。)
 

あの「海猿」で正義感に溢れる主人公を演じた伊藤英明が、それとは対極を成す殺人者に挑戦した衝撃の問題作。

ドラマ「悪の教典 序章」は映画「悪の教典 」の前日譚として、映画に先駆けて配信されました。
最初はドラマ「悪の教典 序章」公式HPに見るように、ドコモdマーケット(スマホ)や、
Beeチャンネル(iモード)などと言ったモバイル系でしか見る事が出来なかったが、
今は既にDVDも販売、レンタルされています。

もうすぐ映画が公開なんで、その前段階にあたるドラマの方は是非とも見ておきたいと思っている人が多いようですね。
さて、以下からの感想はネタバレを含みますので、まだドラマを見ていない人でネタバレのイヤな人は読まないでくださいね。
でこの序章を見終わったら→映画 悪の教典 ネタバレあらすじ
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<キャスト>
蓮実聖司 - 伊藤英明
水落聡子 / 釣井景子 - 中越典子
灘森正男 - 岩松了
園田勲 - 高杉亘
田浦潤子 -高岡早紀
釣井正信 - 吹越満

蓮実聖司(伊藤英明)は、アメリカの投資銀行で成功を掴みながら、「やりがいのある仕事を見つけた」と突如帰国。私立高校の英語教師となった現在は、生徒たちから「ハスミン」と慕われ、校長や同僚からも絶大な信頼を得ていた。


ドラマ「悪の教典 序章」は1話~4話に区切られていて、それぞれに
第1話 「理想の教師」
第2話 「予兆」
第3話 「疑惑」
第4話「潜む悪」
というサブタイトルが付けられています。
このドラマを視る者は「凶悪殺人鬼の話」という先入観を持って見るわけですので、
当然、ドラマの中の蓮実聖司を取り巻く人々よりは最初から、蓮実聖司に
「こいつが実は羊の皮を被った悪魔なんだな」と厳しい目を向けつつ視ている事になります。
ところが、そういう目を向けながら視ても尚、第3話を見終わるまでは、一貫して爽やかな好青年ぶりを崩すシーンというのは微小なのです。
皆無ではなくて微小と書いたのは、「こいつ、案外プレイボーイな一面があるのか?!」というシーンが僅かにあったからなのですが、プレイボーイと殺人鬼なんてのは根本的に別物ですから、そんなのは、この主人公のパーソナリティに些かの陰をも落としません。

さて、我々は、現実社会においても、善人の皮を被った外道な人間という存在に、それとは知らず遭遇している事もあります。
人間が、「人から良く見られる為に言動を装う」という事は、多かれ少なかれ、その人間の持つ知恵の分だけ、きっとある事でしょう。
最初のうちは、ただいい人に思えて好印象しか持っていなかった人に対して、長く付き合った後に幻滅したとか、ガッカリしたとかのご経験はどなたにもおありの事ではないですか?
見た目の良さにも印象は左右されますし、
人とは上手く偽装されればされるほど、その本性は見えにくいものと、
生きてきた年月と共に、人生経験を重ねれば重ねるほど、人はそういった事を悟ります。
「夢見る少女じゃいられない」というのはこういった事を指すんだと思いますね。

ところが、ですね。
この作品の主人公のように、まるで全く別の人格を作り上げるかのように完璧に偽装されてしまうと、としはの行かぬ少年少女のみならず、人生経験を積んで見る目を養ってきたはずのいい年した大人もコロッと騙されてしまう。
通常は、こういった偽善は、どっかでボロを出すものですが・・・
高いIQの持ち主である蓮実聖司は非常に計画的かつ巧妙に人格偽装を成し遂げて、生徒や同僚教師から絶大な人気と信頼を得るのですね。
わかりやすい悪人よりもわかりにくい悪人は、ずっ~~~と怖いです。
エセ新興宗教の教祖様然り、、変なセミナーのマインドコントロールも、また然り。

というわけでございまして、ドラマ「悪の教典 序章」を4分の3まで見終わっても、かえって他の登場人物の悪人ぶりが目立つくらいのものなのです。
最も恐怖なところでは物理教師の釣井(吹越満)は、ハスミン(主人公の愛称)が赴任して来るより前に妻殺しをしてしまっていますし、校長や、高岡早紀演じる保健の先生もろくなもんじゃありません。
この高校は私学という設定なのですが、ホントにロクな教師がいなくて、
「これじゃあ私学のイメージがますます悪くなるな」と感じずにはいられませんでした。

人物描写や妻殺し以外の不愉快な出来事の描写は、
私学に限らず、どこの学校にも転がっていそうな侘しく陳腐な日常のコマつなぎでした
 が・・・私学にはハナから負け組のイメージがあるという人もいますので、
私学に偏見のある人は「やっぱ私学はこの程度よ」と感じるかもしれません。
(そりゃよくない事ですわ、やはり)

第4話では、どうも、1人と一匹が殺害されたようです。
一匹というのは犬です。
ハスミンが毎朝走るマラソンコースの途中で、いつも吠えかかるモモちゃんという名前の犬が
毒ではなく玉ねぎの餌による連日投与の中毒死という手の込んだ殺され方をします。
玉ねぎに含まれる成分の1つで硫化アリルプロピルという成分を犬は消化できないので、
大量に連日食べ続ければ、その犬種によってはしなせる事が出来るとやら。
それを愛犬で実験してみたという方がおられましたが、そんなん愛犬で実験したらあかんよね?!
人間の方で亡くなった方は・・・言わずにおきますね。可哀そうです。