アンドロイドに例えて解説するアスペルガーとサイコパスの違い | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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アンドロイドに例えて解説するアスペルガーとサイコパスの違い~そこにボーダーはあるか?

2013年12月16日の記事を修正して再UPしています。
先に用語解説しておく.
 
 
アスペルガーとは
アスペルガーとは、脳への情報のインプット・アウトプットが一般の人のようにスムーズに行われないという脳機能上の特質を持つ人。
 
その症状からの定義が可能な一つの病気というわけではなく、多様な症例を持つ症候群である。
 
広汎性発達障害とも呼ばれ、近年になってから精神医学会から唱えられた病名である。
発達障害に知的障害は含まれず、知能は健常者並み、もしくはそれ以上に高い場合も、しばしばある。
 
人の感情や、その場の空気を読めない・特定の分野への強いこだわりなど、
『知的障害を伴わないタイプの自閉症』と酷似した側面を持つ一方で、
自閉症の特徴であるコミュニケーション障害(他者との会話を避けようとする傾向)を伴わない。
 
とは言え、自閉症自体が症候群であり、個人個人の症例がけっして定まらず多様なバリエーションを持っている事から、
精神障害に関するガイドラインにおいては、今後、
アスペルガー症候群の名称を無くして、自閉症スペクトラム(autism spectrum disorder)に統一される予定。
 
 
 
サイコパスとは
サイコパスとは、ひとつの精神病質者の呼び名であり、異常であるが精神病ではない(精神病質と精神病とは違う)
脳の働きを計測すると、共感性を司る部分の働きが弱い場合が多い。
 
精神病ではないので入院する事もなく、ほとんどの人々が通常の社会生活を営んでいる。
【悪の教典の主人公ハスミンはサイコパスである】
サイコパスがその病理的側面から殺人に至ってしまった例をサイコキラーと呼ぶ。
 
見た目や話した感じはごく普通もしくは善い人にさえ見えるが、
その内面は、先天的に他者に対する愛情や労わりの心、そして善悪の概念が欠けているという特質を持つ。
 
 
ボーダーとは
ボーダーとは、境界の事。
 
 
アスペルガーとサイコパスの違い
脳機能の性能から言えば、アスペルガーの方が、サイコパスよりも、より調子が悪いと言えそうだが、
アスペルガーの方は、情報が出たり入ったりの脳の回線の不全であると言える一方で、
サイコパスは脳の共感性を司るという特定の箇所の働きが弱い。
 
アンドロイドに例えると、
アスペルガーはダウンロード・アップロードの不全であり、
サイコパスは、OSの一部のバグのようなものである。

アスペルガーとサイコパスの症状の間にボーダーを設けなければならないほど、
似通った症状なのか?とも思ったが、
アンドロイドに例えて考えてみたら、この2つは、
ボーダーで区切るようなものではなく、
全くの別物じゃないか。

最後に、アスペルガーとサイコパスの決定的な違いを一つ書こう。
それは、サイコパスは、自分を守ろうとするが、
アスペルガーは、自分を守ろうとする意識が薄弱である事だ。


…と、以上を踏まえて、この動画を見てみる。
映画 『タリウム少女の毒殺日記』予告動画

アスペルガー説もある 自分の自殺をネットで生中継少女 ろろちゃんの記事
 
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