映画 まぼろしの邪馬台国 あらすじネタバレ概要 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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2014年01月13日の記事を再UPアップ

映画 まぼろしの邪馬台国 あらすじネタバレ概要



まぼろしの邪馬台国 予告動画


映画 まぼろしの邪馬台国 あらすじ

2008年(平成20年)秋、東映作品であり、
1967年(昭和42年)、講談社から出版された同名書籍「まぼろしの邪馬台国」宮崎康平(著)を原作とした映画です。

邪馬台国があった場所を生涯探し続けた全盲の古代史研究家、宮崎康平(みやざきこうへい)と共に歩んだ道のりを
妻・和子の視点から描く物語。

NHK福岡放送局のラジオ番組「九州の歴史」でラジオ声優をしていた和子(吉永小百合)は、
島原鉄道(島鉄)の社長でありながら郷土史家・古代史研究家でもある全盲の宮崎康平(竹中直人)を番組のゲストに迎える。
和子が美人である事を見抜き声にも惹かれた康平は、番組終了後のラジオ局からの帰り際に、和子を島原へ来るように誘う。
康平に対して不穏な印象を持ったもののラジオ番組が打ち切られ職を失くした和子は、1ヶ月後、島鉄本社を訪ねる。

康平に再会した和子は、ワンマン社長な上に金の使い方があまりにも行き当たりばったりで考え無しの康平に戸惑いながらも、
思い込んだら一途な康平の心意気にほだされて、島鉄の新規事業、観光バスのバスガール教育係を引き受ける。
この観光バス事業は、給料の安さに不満を持つ島鉄社員らのために康平がかねてより考えていた事だった。

和子は、放送局でラジオ声優をしていたキャリアを生かして、素朴な土地の娘達を「あっ!」と言う間に、
いっぱしのバスガールに仕立て上げた。
ところが折角観光バス事業が軌道に乗って来た頃、集中豪雨で鉄道が土砂災害に遭う。
集中豪雨の中、行方不明になってしまった康平が意識不明の重体から息を吹き返した時、
康平は偶然その場所にあった縄文土器を発見し「邪馬台国は九州にある」という仮説に取付かれてしまう。
それ以来、土砂災害の復旧工事で資金繰りの大変な最中だというのに、
康平は遺跡の発掘に熱中し島鉄の役員会で放漫経営が問題視されるようになり、
ついに他の役員達の満場一致で社長を辞めさせられてしまった。

そんな窮地の中、バスガールの教育係の職を失った和子は、島原を去ろうとするが、
駅に着くと康平が二人の子供(上の子の誠は5歳くらいで下の照子はまだ乳飲み子)を連れて待っていた。
和子は、たまたま康平が子供達を連れて出かけるところかと思って、お別れの挨拶をするが、
康平は和子を引き止めに来たのだった。
康平は言った。
「島原にはまだ、あんたの仕事があるですたい。」
和子が「何でしょう?」と聞くと、康平は照子を抱いたままで一呼吸置いて立ち上がり、
和子の方へ体を向けると「宮崎康平の女房ですたい」と言った。
「こいつらのためにも来てくれんかのぅ」と泣きながら頼む康平。
驚いている和子の顔を仰ぎ見ながら誠が父が作った島原の子守唄を歌いだした。
悲しい旋律だ。
そして次には照子が火が点いたように泣きだす。
和子は胸が締め付けられて帰れなくなった。
いや、本当は最初から帰りたくなかったのかもしれない。

和子と康平、二人の先を暫く駆けて行っては、二人(照子を入れると3人)を振り向く誠の足取りは弾んでいる。
こんな条件の悪いプロポーズを受け入れてもらえた直後だと言うのに
康平は「わしは…明日からわしは、邪馬台国の場所ば探す」と、浮世離れした事を語っていた。
この時から二人の邪馬台国探しの二人三脚が始まった。


★宮崎康平が作詞・作曲した『島原の子守唄』(交流があった森繁久弥の歌唱)
※劇中では吉永小百合もラスト近くで歌います。




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