映画『クィーン』概要と感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

映画『クィーン』概要と感想

映画『クィーン』概要

監督:スティーヴン・フリアーズ。
2006年、イギリス映画。

ダイアナ元皇太子妃が事故死した当時を、エリザベス女王の目線から描いた映画。

正直、この映画について、記事を書こうか否かは随分と迷った。
このブログでは、皆さまが未見の映画を、見るべきか、やめるべきか判断される場合に、
少しでも参考ななればと言う思いから、
私が視て、面白かった映画だけについて書くのではなくて、時には面白くなかった映画についても、その理由と共に書き留めておこうという思いでいる。

面白い映画も、微妙な映画も、つまらない映画も、有りのままに、私の率直な感想をお伝えして、
多少なりとも観賞する映画選びの参考にして頂ければ良いかなぁ~と思うので。

『クィーン』というタイトルのこの映画、エリザベス女王によく似たヘレン・ミレンという女優さんが演じてらっしゃるので、その点に惹かれて視たのだけれど…思いのほか、つまらなかった。

でも、映画レビューのページなどを拝見すると、かなり沢山の方々が高評価されているので、
世間一般の方々と私の感じ方に大きな隔たりが出てしまったというレアケースだった。
(いつもは、割と世間一般の方々と近似値的な感じ方の事が多い。)
まぁ、それについては、おそらく、イギリス王室の歴史的な事について、私が全くの無知であり、
造詣が深い他の方々に鑑賞力がついて行けていない事が影響しての事であって、
そうした予備知識を持った人がご覧になれば、素晴らしさのわかる映画なのだろうと思う。
しかしながらヘレン・ミレンが、威厳ある態度で演じたエリザベス女王が見事であった事くらいは、
ヘボい私にもわかる。

映画『クィーン』感想

当時のイギリス首相トニー・ブレアを演じたマイケル・シーンという人もご本人によく似ている。
けど、チャールズ皇太子は、あんまり似てないかなぁ~顔が長いとこは似てるけど役者さんの方がご本人よりハンサム?

ダイアナ妃の事故死に翻弄されるイギリス王室が、再び落ち着きを取り戻すまでの話であって、ダイアナ妃は回想シーン(誰の回想なんだかは不明)で実写の実物映像が使われていて、ダイアナ妃の二人の息子、ウィリアム王子とヘンリー王子すらスクリーンの中には登場しない。
ウィリアム王子とヘンリー王子は「気晴らしをさせてやらなきゃ…。」との理由で、
お爺ちゃんにあたるエディンバラ公フィリップが、鹿狩りへ連れて行くという話の流れ。
ハンティングという趣味がある事はわかるけど、母の死の直後に、
動物を殺す事が気晴らしになるのかなぁ?
むしろ、生き物の生き死にから、気持ちを遠ざけたい時ではないかと思うのに、二人の孫は、お爺さんの言う事に従順だったんだなぁ…と感心しきり。

特にストーリーがあるわけではなくて、
誰しもがよく知っているダイアナ妃の事故死の前後の中でのエリザベス女王とその周囲の人たちの感情と、民衆心理との対比のようなものを描いているだけなので、記憶に残りそうな事は、これと言ってないのだけれど、
何故かしら、ロンドンにいたくなかったのか?鹿狩り先のスコットランドへ一緒に行った
エリザベス女王が一人四駆で運転するシーンがあって、その時に気付いたんだけど、
女王が頭に巻いていたスカーフとまるっきり同じ物を、私は持っていた。
昔、住んでいた家の隣の奥さんが、
ご主人の海外出張のお土産とやらで下さったエルメスの馬車柄スカーフ。
(ロゴが入ってないんで偽物かな?ww)

後、この時もう既に女王はかなりお年を召してらしたと思うんだけど、驚いた事に、
当時、まだお母様が生きてらしたんだって事を初めて知りました。
このお母様、エリザベス・ボーズ=ライアンさん、なんと102歳まで生きられたようです。