隠された時間 ネタバレ・あらすじ・感想~チュウォンの目を優しくしたらカン・ドンウォン? | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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韓国映画のご紹介です。

隠された時間 ネタバレ・あらすじ・感想~チュウォンの目を優しくしたらカン・ドンウォン?

隠された時間 概要

2016年11月公開の韓国映画。
監督: オム・テファ
ジャンル:ファンタジー

山中で、突然消えた3人の少年。数日後現れた謎の男は、
停止した時間の中で自分たちだけが動けるという荒唐無稽な話を語る。
傍目からは危ないロリコン野郎にしか見えずとも、
男は少女と少年しか知り得ない数々の秘密を知っていた。

主演のカン・ドンウォンが、あまりにも、製パン王キム・タックで悪役をしていたチュウォンに似ていて、てっきりメイクで優しい顔にしていたのかと思ったけど、そうじゃなくて、釣り目ぎみのチュウォンの目を優しくしたらカン・ドンウォンの顔になるみたいですね。

隠された時間 ネタバレ・あらすじ


韓国のとある島での出来事。
ある時、山で1人の少女と3人の少年が行方不明となり、
その後、少女だけが生還した。
謎の失踪をとげた3人の少年らの捜索は難航し、
数日後、山で、見知らぬ男(カン・ドンウォン)が少女スリン(シン・ウンス)の前に突然姿を現す。
男は行方不明になっている少年ソンミンであり、時空間が停止した世界に閉じ込められて過ごし、大人になってから帰ってきたのだと語る。
唯一、彼を信じるスリンだったが、
周囲の大人たちはスリンが正体不明のロリコン男に騙されていると心配した。
失踪した3人の少年の誘拐の容疑者としてもマークされ
警察に追われる男と、その彼を庇い匿うスリン。

果たして男は本当にソンミンなのか、それとも嘘つきの変質者に過ぎないのか?

隠された時間 感想

異世界に憧れを抱く少女の周辺で起こった怪奇な事件。
 少女だけが運良く(運悪く?)現実世界に取り残され、少年らは異世界へ行ったのだと聞いた。

時間をテーマにしていても、さりとてSF(空想科学)とは程遠く、やれ、満月の夜に起こる異変であるとか、
光り輝く大きな卵だとかの王道とも言えるファンタジー要素を軸に展開する。
かと言って、どうしてそんな現象が起こるのか?とか、それは何の卵だったのか?などの深追いはせず、その辺りはやんわりと放流ww
それでも、ただの不思議話に終わらないのは、
時間というものに畏敬の念を抱き、真摯に対峙して作られた映画だからだろうか?
少年たちが時間が止まる事を実際に体験する事で、
時間の流れから隔離される哀しみと、
これまで当たり前だと思って来た《みんなと同じ時間の流れの中で生きる事の価値や有難み》を感じ取る事が出来る。…そんな体験学習的な物語にはなっている。

「時間が止まってる」と感じられるのは、自分の内なる時間は流れているからで、だから過ごした分だけ歳を取る。
3次元の上に展開される四次元世界って事なのかな?

けっこう個性的で面白い作品と感じた。
ラストは、あれ…ハッピーエンドですかね?