ドラマ ボルジア 欲望の系譜 ネタバレ・あらすじ(7話・8話・9話)・感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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ドラマ ボルジア 欲望の系譜 概要・ネタバレ・あらすじ(4話・5話・6話)・感想の続き。

ドラマ ボルジア 欲望の系譜 ネタバレ・あらすじ(7話・8話・9話)・感想


ドラマ ボルジア 欲望の系譜 第7話 「策略」
1493年 3月。

フランスの進撃が避けられそうにもなくなり、会議でジュリアーノ・デッラ・ローヴェレがそれを問題にする。
ロドリーゴには、ローヴェレがフランス側につく事がわかっていたが、かと言って今は捕らえる名分もなく取りあえず泳がせていた。

ルクレツィアと夫のジョヴァンニ・スフォルツァは、枢機卿の任命式の時に、聖堂の一角で裸で抱き合っているところを見つかって以来、お目付け役のアドリアーナ・デル・ミラに監視されながら部屋に幽閉された生活を送っていた。
未だにセックスも禁じられたままで鬱憤を貯めている二人。
我慢も限界とばかりに、ルクレツィアはロドリーゴに訴えに行くが、ロドリーゴはまたしても、アクセサリーで誤魔化そうとする。
けれど同じ手は2度は通用しなかった。

チェーザレは、兵士たちの士気を高めカエサル・シーザーのような切れた戦略を発案して、戦を優位に導き、
ローマとボルジアの役に立った。
にも関わらず、相変わらず、さほど父に認められる事もなく、更に父の無神経な一言(アレッサンドロ・ファルネーゼの領地を統治せよ。)のせいで、
親友、アレッサンドロ・ファルネーゼにまで嫌われてしまう。

ジュリアを襲わせた犯人がオルシーノ・オルシーニだと判明し激怒するロドリーゴであった。
そして、オルシーノの母親のアドリアーナ・デル・ミラが、オルシーノの逃亡の手助けをした事を知り彼女を追放する。

ルクレツィアは、夫婦の営みを禁じられている事をアスカーニオ・スフォルツァに愚痴った。
その事でアスカーニオ・スフォルツァがロドリーゴに
「いつでも結婚を解消出来るようにしているのか?!両家の縁を繋ぐ気が本心か信用出来ない。」と言われたので、ようやくロドリーゴから夫婦の営み禁止が解除された。

ところが、いざベットインしてみると、何故か?ジョヴァンニ・スフォルツァは勃起不全になっていた。
ガッカリしたルクレツィアは急速に夫への興味と愛情を失くした。
そんな事があって幾日も経たない頃にルクレツィアに親しげに声を掛けてきたのが、アルフォンソ・デステである。
ルクレツィアはたちまちアルフォンソに夢中になる。

ドラマ ボルジア 欲望の系譜 第8話 「終末への序幕」
ロドリーゴに「スペインで一番美しい宝石だ。」と言わしめたマリア・エンディケス・デ・ルナは美しいばかりではなく気品も兼ね備えた女性であった。
けれど彼女は、ホフレとの間に情愛が育めず寂しさを感じていた。
それでも懐妊した事で、夫や舅の教皇は大喜びした。


アルフォンソ・デステの家はフランスに味方する事となり、彼はルクレツィアに愛を誓った上で旅立った。

ホアンは、戦争で手柄を立てるどころか、
傲慢で兵士を数多く離脱させるし、ヘマばかりしていたのに、部下を使って、オルシーニを暗殺した事を褒められて、総司令官から長官へと昇進。

長官職を与えられていたヴィルジニオ・オルシーニは、
ジュリアを襲った犯人がオルシーノと知りながら、庇って隠蔽していたという理由でまたしてもクビになる。

チェーザレは、アレッサンドロ・ファルネーゼと仲直りする。

ルクレツィアは、夫の事を邪魔に思い、いっその事毒殺しようかとも考えたが、
チェーザレがコロンナ家の捕虜になり、それを仕組んだのが夫の従兄のアスカーニオ・スフォルツァだと聞き、夫に交渉してもらいチェーザレを取り戻そうとした。
だが、夫はあっさりとアスカーニオに断られて戻って来た。
それで、やはり役立たずなので毒殺しようとして葡萄酒に毒薬を入れて飲ませようとしていた。
しかし、グラスを口に運ぶ寸前に彼が
「マリノを攻撃して、命を張ってチェーザレを助ける。」と言うので、そうしてくれるなら、この男の命を有効活用出来ると、思いとどまる。


チェーザレはマルコアントニオ・コロンナがいるマリノに着いた。
ここは、ローマから少し南下した地だ。
マルコアントニオ・コロンナはチェーザレに指を切られた恨みがあったので、それを晴らすかのように、酷い扱いをした。

ジュリアは、ローマにいては危険だから兄の赴任地へ避難するようにとロドリーゴに言われて、馬車で避難する道中にフランス軍に、さらわれてしまう。
その知らせを聞いて動揺し、すぐさま報復手段を口にするロドリーゴ。
個人的な愛情で、戦略もクソもなくなっていた。
片っ端から人質にするロドリーゴ。
チェーザレあたりは、平気で手駒に使うけど、愛妾のジュリアに手を出されると、一気に冷静さを失くし感情に流される色ボケ親父…それがロドリーゴだった。

そんな時、ナポリ王までが敗退して来た。
そうなるとローマもそろそろ危ないので、ロドリーゴは、バチカン宮殿からサンタンジェロ城へ移る事にした。

ホアンのドイツ人の兵士らはチェーザレが捕虜に差し出されたと聞いて、戦いを拒否して出て行った。
彼らを纏め士気を挙げていたのはチェーザレだったので無理もないだろう。

ロドリーゴがルクレツィアと一緒にバタバタと避難の準備をしている所にジュリアが帰って来て、ホッとしたロドリーゴはすぐに人質を全員、解放するようにと命じた。


ドラマ ボルジア 欲望の系譜 第9話 「ローマ侵略」

1493年5月。

ジュリアが無事、女の赤ちゃん(ローラ)を出産した直後、
フランス軍はとうとうローマに侵攻して来た。
窮地に陥ったボルジア一族。

この時、チェーザレは人質として
マルコアントニオ・コロンナの地マリノに送られ不在。
ホアンは、それまでチェーザレが纏めていたドイツ兵団を協力させられず、父の怒りを恐れ逃走中であった。

ロドリーゴは交渉してチェーザレを取り戻すが、
帰って来たチェーザレと、同じく舞い戻ったホアンは激しい取っ組み合いの喧嘩をする。

ルクレツィアは、かねてより望んでいた離婚をロドリーゴに認められて有頂天。

フランス国王、シャルル8世との謁見で、ロドリーゴはシャルル8世にナポリの統治権を求められるが、お茶を濁して交わす。
ボルジアに身を寄せていたトルコのジェーム王子(兄、バヤゼットとの跡目争いに敗れてヨーロッパに逃れて来た。『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜』のスレイマンのお爺ちゃんの弟。)の引き渡しには二つ返事で同意。
更にナポリまで同行して戴冠式を取り仕切るようにと要求されて、戻ったばかりのチェーザレを教皇代理として行かせる。

ロドリーゴは、表向きには一応、シャルルの希望を通した形としたが、その裏でスペインの支援を仰ぎ、反撃の機会を狙っていた。

ドラマ ボルジア 欲望の系譜 概要・ネタバレ(1話・2話・3話)・キャスト&カンタレラ音楽動画

ドラマ ボルジア 欲望の系譜 登場人物

ボルジア家★ローマ
●ロドリーゴ・ボルジア…別名、アレクサンデル6世(ローマ教皇)
スペイン・バレンシアのシャティヴァ出身。
 本名はロデリク・ランソル(Roderic Lanzol)であったが、母方の伯父であるカリストゥス3世の教皇就任に伴って、母方の苗字であるボルハ(ボルジャ、Borja)に変更。
 ロドリーゴ・ボルジア(Rodrigo Borgia)とは、この名のイタリア読み。
金と色に塗れ、複数名の愛人を持っている。
ワイロの力で教皇位を得る。

●ヴァノッツァ・カタネイ…ロドリーゴ・ボルジアの愛人で、ホアン・チェーザレ・ルクレツィアらの母。

●チェーザレ・ボルジア…ロドリーゴ・ボルジアとヴァノッツァ・カタネイの間に出来た次男。

●ホアン・ボルジア…チェーザレの兄。

●ルクレツィア・ボルジア…チェーザレの妹。

●ペトロ・ルイス・ボルジア…チェーザレの兄。
(1話冒頭で既に死が報告され、俳優はおらず顔も不明。)

●ジュリア・ファルネーゼ…ロドリーゴの現愛人。
●アレッサンドロ・ファルネーゼ…ジュリアの兄でチューザレの親友。

●アドリアーナ・デル・ミラ…ボルジア家の親戚筋でオルシーノの母。
(オルシーノの逃亡を助けた罪でローマを追放になる。)

オルシーニ家★ローマ
●ヴィルジニオ・オルシーニ…教皇軍の総司令官。
●ジャンヴァティスタ・オルシーニ…枢機卿。
●オルシーノ・オルシーニ…ジュリア・ファルネーゼの夫でアドリア―ナの息子。

コロンナ家★ローマ
●ファブリツィオ・コロンナ…教皇庁長官。
●マルコアントニオ・コロンナ…ファブリツィオの甥。
●ジョバンニ・コロンナ…枢機卿でファブリツィオの弟。

メディチ家★フィレンツェ
●ロレンツォ・デ・メディチ…フィレンツェの有力者。
(ルネサンス期におけるメディチ家最盛時の当主。)
●ジョバンニ・デ・メディチ…ロレンツォの息子。

ローヴェレ家★ジェノヴァ
●ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ…枢機卿でロドリーゴの宿敵。

《前教皇家★ジェノヴァ
●ジョヴァンニ・バッティスタ・チーボ(インノケンティウス8世)

スフォルツァ家★ミラノ
●アスカーニオ・スフォルツァ…枢機卿/ミラノの有力者の弟。
●ジョバンニ・スフォルツァ…アスカーニオのいとこ。

カラファ家★ナポリ
●オリヴィエロ・カラファ

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ボルジアの兄妹の婚姻家

ナポリ王家》
●フェルディナンド1世(フェルディナンド・ダラゴーナ)…ナポリ王
●アルフォンソ2世・(アルフォンソ・ダラゴーナ)…フェルディナンド1世の息子で世継ぎ。
●サンチャ・ダラゴーナ…アルフォンソ2世の庶子の娘でアレクサンデル6世の末子ホフレ・ボルジアの妻。
●アルフォンソ・ド・アラゴン…サンチャの弟で、ルクレツィア・ボルジアの二度目の夫(二年の後に暗殺。)
●マリーア・エンリケス…フェルディナンド・ダラゴーナ母方の従妹(後にホアンに暗殺される?)

スペイン王家》
●イサベル1世・デ・トラスタマラ…15世紀~16世紀のスペイン王女でありながら、フェルディナンド2世(アラゴン王。カスティーリャ王)の妻。

《スフォルツァ家★ミラノ》
上記のスフォルツァ家のアスカーニオ・スフォルツァ枢機卿のいとこの●ジョヴァンニ・スフォルツァ…ルクレツィアの最初の夫(離婚)

デステ家★フェラーラ
●アルフォンソ・デステ(アルフォンソ1世)…ルクレツィアの3人目の夫。スビアーコ生まれでフェラーラ公。
●イザベラ・ペアトリーチェ…アルフォンソの姉

ドラマ ボルジア 欲望の系譜 7話・8話・9話の感想

ロドリーゴは、チューザレを人質に差し出す時は胸が痛むとか口にするものの冷静そのもの。
それに引き替えジュリアがフランス軍に連れて行かれた時の取り乱しようと言ったら…ローマの守備も戦略的駆け引きも頭からすべてぶっ飛んでしまい、個人的な感情だけで行動する色ボケ親父以外の何者でもない。

更にジュリアの出産直後にも性欲が抑えきれずに、ジュリアに拒否されると、娼婦を抱きに行く始末。
最早、歩く煩悩と言ってヨシ!

外ズラだけは威厳を保ち、子供たちにも「お前たちを愛している」と綺麗ごとで接するので、可哀そうなチューザレはそれを素直に信じているのか、ロドリーゴの言いなりに辛い境遇を受け入れ「父を愛している」とまで言う健気なヤツ。
物凄く残酷な人物として歴史上で有名だと言うけど、この時点までは、まだ残虐さは描かれていない。



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