映画 地獄(1960年)ネタバレ・あらすじ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

邦画(古典?)のご紹介です。
(B級呼ばわりされる粗雑な映画でもあります。)

映画 地獄(1960年)ネタバレ・あらすじ

映画 地獄(1960年) 概要

1960年公開の日本映画。
監督:中川信夫
主演:天知茂
新東宝製作・配給。
シネマスコープ(横長スクリーン)

映画 地獄(1960年)ネタバレ・あらすじ

仏教系の大学に通う清水四郎(天知茂)は、恩師である矢島教授の一人娘、幸子(ゆきこ/三ツ矢歌子)と婚約していた。
しかし、同級生の田村という男が、常に付き纏って来る。そして何故か?田村といると、不本意ながら次々と罪を犯して行く。
同乗していたタクシーが事故を起して、婚約者の幸子を亡くしてしまった四郎。
母が危篤の知らせを受けて、四郎は実家へ帰るが、そこに居候する画家の谷口円斎の娘で幸子(ゆきこ)にそっくりなサチコが気にかかる四郎。

やがて、ここにも姿を現す田村。
更に、田村と四郎が乗った車に轢き逃げされたヤクザの志賀恭一の母と恋人が復讐しようと後を追って来た。
四郎は吊り橋で恭一の恋人に襲われたが、足を滑らせて谷へ落ちて死んだのは恭一の恋人の方だった。

実家の方では、母が医者の誤診により死亡。
そこへ訪ねて来た矢島教授夫妻は、幸子(ゆきこ)の死を悲観して列車に飛び込み自殺。

四郎の父の剛造が営む老人ホーム「天上園」に入居の老人らは、ホームの創立十周年記念パーティーで、
食費削減策で汚染した川で獲られた魚をわざと食べさせられて全員死亡。
サチコは田村に拳銃で撃ち殺されて死亡。
悪徳医師や警察官など、四郎の父の取り巻きの悪人らは、
志賀恭一の母が酒に入れた毒で次々に死亡。
その母も四郎の首を絞め殺した後に自殺。
こうして、この地に集ったすべての人間が死んだ。

死の間際、地獄での光景を見た四郎は、そこで会った幸子から、四郎の子を身ごもっていた事や、そのお腹の子も共に地獄へ落ちている事を知らされる。
四郎はハルミと名付けた我が子を探して、亡者がうろつく中で、八大地獄を彷徨う。

映画 地獄(1960年)感想

えっと…地獄のプロモーションビデオなのでしょうか?
何を伝えたいのかさっぱりわからない映画でした(;^_^A
悪い事した人も、してない人も、まだお腹の中で存在が確定したばかりの赤ちゃんまで、
全員が地獄送りになっているので、
もし、この映画観て素直に「死んだらこうなる。」と信じたら、真面目に生きる気力を失うでしょう。
でも、善悪の所業関係なく全員が地獄送りって、そんな事、信じる人いるわけないから、そんな心配も無用だよね~。

田村の存在の意味が、これまた全くわからなかったのですが、やっぱり死神なのかな?
主人公の四郎に接触する人、全員が死んだので四郎が死神のようでもあるけどね。

それにしても、みんながみんな、あっけなく死に過ぎで、いくら作り話とは言え、人々の人生をこんな風に軽く扱う事に、よく虚しさを感じませんでしたね、制作サイドの人。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
1979年にも『地獄』という同名の映画が公開されていますが、全くの別物です。


※因みにB級映画の意味は低予算・短期間撮影で制作された映画の事で、駄作映画という意味ではありません。
従って、駄作映画の総称のようにB級映画と呼ぶのは間違いです。
映画ネタバレ(ハッシタグ指定)