ボルジア 欲望の系譜のルクレツィア役イゾルデ・ディシャウクがヒロイン~映画 ファウストを観てみた | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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洋画のご紹介です。

ボルジア 欲望の系譜のルクレツィア役イゾルデ・ディシャウクがヒロイン~映画 ファウストを観てみた

ルクレツィア役イゾルデ・ディシャウクが、あれほど可憐で美しい乙女でなければ、そんな気にもならなかったと思うのだけど、どうにも印象的な美しさを持つ彼女の事なので、他の出演作品があれば観てみたいと思い、映画 『ファウスト』を観た。

映画 ファウスト 概要

2011制作のロシア映画(舞台はドイツでドイツ語使用)
監督:アレクサンドル・ソクーロフ

映画 ファウスト あらすじ


神秘的な森に囲まれた19世紀のドイツの街。
そこで、あらゆる学問を探求したファウスト博士は、食い詰めて生活費に困り、悪魔と噂される高利貸マウリツィウスのもとを訪れる。
金は貸さないが、生きる意味を教えようと囁くマウリツィウスに誘われ行った洗濯場で、ファウストは純真無垢なマルガレーテ(イゾルデ・ディシャウク)と出会う。
彼女の美しさに一目で心奪われたファウストは、マウリツィウスの口車に乗せられて、
彼女の愛と引き換えに自らの魂をマウリツィウスに差し出す契約を結ぶ。

映画 ファウスト 感想

ストーリー自体は主人公のファウストが終始、高利貸マウリツィウスに連れられて、街のあちこちをグタグタと歩き回り、あまり喜怒哀楽を表現する事もなく淡々と進む。
そんな中で、殺人のような大事も、
どさくさに紛れてサラッ~と起こしてしまうが、ここでもたいして慌てる事もなく「こら~!基はと言えば、おまえのせいやで~」とか言いながら、二人で、こっそり抜け出している。

殺した相手がたまたまマルガレーテの兄である事を後から知り「マズイ!」と思うも、成す術のないファウストは「罪を償いたい。」とマウリツィウスに訴えては、自分では何もしないでマウリツィウスに尻拭い的に、遺族となったマルガレーテと母親に大金を与えてもらったりする。

そして相変わらず、マウリツィウスに導かれては、あっちこっちをグダグダと歩き回るのだ。
単調で見せ場という見せ場もなく、フィルムをレトロ加工して芸術的な仕上がりにしているつもりなのだろうが、
そのせいで、せっかくのイゾルデ・ディシャウクの美しさを生かせていない。
また、登場人物の感情もわかりにくく、
せっかくのゲーテの名作を台無しにしている感が否めない
残念な作品だった。