映画 愛の犯罪者 ネタバレ・あらすじ・感想・動画(R15) | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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洋画(クライムサスペンス)のご紹介です。

映画 愛の犯罪者 ネタバレ・あらすじ・感想・動画(R15)

2018年10月25日に書いた記事を追記し再UP

映画 愛の犯罪者 (R15)概要


2014年公開のフランス映画。
監督: ジャン=マリー・ラリュー、 アルノー・ラリュー
主演:マチュー・アマルリック
ジャンル:エロテックサスペンス

フィリップ・ディジャンの小説『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』を映画化したという割に、小説とは、かなりストーリーも設定も変えられていて最早別物ではないかとすら感じる。

又、同じ小説を原作とした 1987年公開の同名の映画『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』もあり、こちらの方が、より原作に忠実である。



映画  ネタバレ・あらすじ


雪深い北国らしき雰囲気の街の人里離れた山荘で、美しい妹マリアンヌと暮らす大学教授マルク。
ヘビースモーカーで女好きの彼は、教え子の女子大生たちを家に連れ込んでは一夜だけの情事を重ねていた。

だが、それはマルクからすれば、生理的な発散に過ぎず、
相手の生徒の名前すらよく憶えていないほど、恋愛からは遠いものだった。

そんなある日、彼と一夜を共にした女子大生バーバラが消息を絶つ。
その事で警察が本格的に動いているような気配は特になかったが、バーバラの義理の母親でアンナ(マイウェン)と名乗る女性が、大学へマルクを訪ねて来た。
義理の仲ではあるが、帰って来ない娘が心配だと言うアンナ。
何度か会ううちに、マルクに対して積極的な誘いをかけて来るアンナ。
根が女好きだし、ご主人は海外出張中だと聞いて、ついついその気になるマルクであった。

アンナの誘いと前後して、女子大生のアニー(サラ・フォレスティエ)も積極的にモーションを掛けて来る。
マルクは、今回の生徒アニーには距離を置いて接していた。
だがマルクにすっかり熱を上げているアニーの方は、その態度が腹立たしく、
闇の世界の実力者の父親にマルクの悪口を吹き込み、そのせいでチンピラに痛めつけられたり、
危うく大学をクビになりそうになった。

学長に顔の利く妹マリアンヌが取り成してくれたので、何とかクビは免れたものの、
無実なのに「また手を出したのか」と疑わたり呆れられたり散々だった。
そして、それ以降もアニーはマルクにひつこく付き纏いマルクは少々手を焼いていた。
仕方なく、アニーのご機嫌も、ほどほどに取りながら、でも心は、アンナへと流されて行くマルクだが、ここへきて長らく謹んできた妹ともまた体の関係を持ってしまう。
実のところ、マルクと妹は元々、彼らがまだ少年と少女の頃から、実の兄妹で愛し合う関係だった。
そんな我が子らを、激しく咎め、二人に折檻した実母を邪魔に思ったマルクは家に火を点け、両親が焼け死んだのだった。
それ以来、マルクには夢遊病の症状が時折現れるようになっていた。
夢遊病になっている間に犯した犯罪については、マルクは全く記憶がなかった。
しかし、近頃、アンナの家を訪ねて情事を楽しんだ後で、車に戻ってみると、後ろの座席に警官の死体があり、おそらく夢遊病の間に自分が殺害したのだろうと思い当るマルク。
マズい事をしたと思いながらも、マルクは警官の死体を背負って山へと入って行き、斜面から投げ捨てる。
自分自身も雪の上に俯せになりながら、必死に事を済ませた時、彼の視線の先には、山の斜面の木の根元に引っ掛かった女の遺体が見えた。
行方不明になっていたバーバラの遺体だ。
「やはり…彼女の事も、自分が手にかけていたのか…」
と気付いて、遺体の傍に行くと「バーバラごめんよ。」と詫びたが、偽装のために、もっと深い谷底へと投げ捨てた。

だが、このようにズサンな犯行が野放しにされるほど、世間は甘くなく…マルクが本気になりかけていたアンナこそが、マルクの身辺を探るために近づいた女刑事だったのだ。

とは言え、物事は計算通りにはゆかぬもので、アンナは、マルクを本気で愛してしまっていた。
そんな二人が、この後辿った道は…?!

映画 愛の犯罪者(R15)感想


文学的に見せようとしている事はわかるが、主人公が言葉で屁理屈をこね回しても、やはりそれは屁理屈でしかなく文学とは違うものに感じられた。
主人公が昔、小説家になりたかったのだが、ある時期に自分にはその天分が無いと悟り夢を諦めたと、アニーに話していたので、それはそんな具合の不毛な屁理屈こきに過ぎないという事で、正解なのかもしれないが。

それとね…主人公が大学で受け持つ文学の講義で、日本の漫画家の上村一夫っていう人が言った言葉を話してて、あまり聞き馴染みのない漫画家さんの名前だったので調べてみたら、どっかで見たような画風で、昭和時代中期にかなり有名だった方みたいなのね。
それで、上村一夫先生の漫画を掘り起こして、一つ拝読してみましたが、モロにエロ漫画でございました。
この映画の監督の表現したいエロスに通じる部分があるので、わざわざ、お名前が出てきたんでしょうね。
日本人でも世代のずっと上の方々しかご存じない大御所を持ってくるとは、かなり監督さんマニアックですね。

主人公と妹が共にヘビースモーカーという設定だったけど、この設定、必要あるのかな?
ラストに主人公が煙草に火をつけて爆死ってとこで、スモーカーである必要はあったとしても、別にヘビーである必要はなかったような…。

近親相姦、教え子と出来ちゃう大学教授、夢遊病の果ての死体遺棄など、各種変態競技で存分に活躍し、最後には爆死という派手なフィニッシュを遂げた主人公に拍手!
グッジョブ!!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ