映画 ミスミソウ ネタバレ・あらすじ・感想(R15+) | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

邦画(R15)のご紹介です。

映画 ミスミソウ ネタバレ・あらすじ・感想(R15+)


映画 ミスミソウ 概要


2018年4月公開の映画。
監督:内藤瑛亮
原作: 押切蓮介「ミスミソウ完全版」(双葉社刊)
上映時間:114分
ジャンル:精神破壊(メンチサイド)ホラー

──ミスミソウのように厳しさに負けずに花を咲かせたかった…そんな何処にでもいる少女を復讐の鬼にしたものは?──
ミスミソウとは、キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。雪の下でも常緑であることからユキワリソウの名でも知られる。


ジャンル:サスペンスホラー

映画 ミスミソウ ネタバレ・あらすじ


父親の仕事の都合で、東京の学校から、雪国のとある村の中学校に転校して来た野咲春花は、クラスメイトから壮絶なイジメに遭っていた。
家族に心配を掛けたくなくて、春花はイジメに遭っている事を隠し、中学校卒業までの残り2カ月間を懸命に耐えようとしていた。
しかし、いつしか家族に知れる事となり、父が学校まで担任に話をしに行ってくれたが「うちのクラスの生徒がやったという証拠もないし…もうすぐ卒業だから穏便にお願いします。」などと言って全く話にならない。

父兄の話に前向きに取り合うべきという概念が欠如した無責任な学校と知った家族の勧めで
「春花は卒業まで登校拒否をして家で過ごしていいからね。」という事になった。

ところが、春花の長期欠席のため、イジメの対象が不在となった学校で、
再びイジメられっ子に返り咲きかけた流美が訪ねて来て「学校へ登校して欲しい。」と頼む。
でもその理由が「あなたが来てくれないと、私がイジメられてしまうから。」と言うのだから、なんとも身勝手で、春花はとても、また学校へ行くとは言えなかった。

それから数日後、
春花に理不尽な恨みを募らせた流美は「殺してやる。」と灯油が入ったポリ容器を持って春花の家へ向かう。
流美の行動を嘲笑いながらも一緒について来た男女複数名たち。
彼らは悪ふざけのうちに、流美主動の下で、
春花の父、母、妹に灯油を掛けて焼き殺す。

その日、春花は相場晄(あいばみつる)とデートに出かけており不在で夜になってから戻ると家が炎に包まれて燃え上がっていた。
相場は、家族を心配する春花に代わって家の中へと飛び込み、妹の祥子を助け出してくれた。
だが祥子の身体は真っ黒に焼けただれており無残な姿であった。
祥子はすぐさま病院へ運ばれ一命を取り留めたが、意識不明の重体。
両親を失った春花は、病院に毎日通いながら、
訃報を知って村に駆け付けて来た祖父と共に暮らす事となった。
傷心の春花に寄り添い励まそうとする相場だったが…信頼出来る優しい人と思っていた彼にも、本当は人には知られたくない裏の顔があり…。

やがて放火事件の真相が露見する事を恐れたイジメっ子らは春花を呼び出して自殺を強要する。
しかし、その時、事件の真相を知った春花は、一瞬にして人が変わったように、家族を奪ったイジメっ子らに、凄惨な復讐を開始するのだった。

映画 ミスミソウ 感想


割と思ってたよりも、春花が復讐を開始するのが早かった。
上映時間が3分の1経過したところで、それは始まる。

この日、声も出せなくなるほど心に大きな傷を負った春花は、それでも学校へ登校した。
そんな春花の存在が邪魔だと感じた吉絵が、後2人のクラスメートと共に春花を呼び出して自殺を迫るシーンとなる。
この時、母が苦しんで焼け死ぬのを見たと聞かされた春花の怒りが沸点を超え、彼女は豹変し、そこから、壮絶で残虐な殺しのシーンが始まるのだ。

しかし…春花の武器は、たまたま、その場に落ちていた古釘であったり目打ちであったりするのだが、
いや、その武器でそこまでの破壊力はないでしょうと思えるくらいに人体が、えげつなく損傷する。
だって、古釘の一打ちで目玉が飛び出し掛けたり、目打ちの一振りで指が数本切れてしまったりとか、あり得なくない?

監督はきっと、とにかく惨たらしく撮りたかったんだろうね。

いずれにせよ。突っ込みどころ満載の映画なんですよ。

まず、ここまで機能しないこの村の学校や警察って一体どうなってるんだろうという点が不思議。
そして、先生もクラスメートも、父兄も、
やたらどいつもこいつも狂い過ぎてる。
出演者の中で狂ってない人間を探す方が難しいくらいみんな異常。

復讐のストーリーは好きなんだけど、登場人物のほとんどの人が常軌を逸しているんでは、やはりバランス的におかしいのではないだろうか?
とは言え、この原作漫画が大ヒットしたというのだから、読者は、そういう日常から掛け離れた殺伐とした世界観を求めているのかもしれないね。