師任堂(サイムダン)色の日記 金剛山図 作者、安堅(アンギョン)って? | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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師任堂(サイムダン)色の日記 金剛山図 作者、安堅(アンギョン)って?


師任堂(サイムダン)色の日記でドラマの最大の鍵となっている安堅(アンギョン)の金剛山図だが…これ、実際にモデルになったのは「夢遊桃源図」ではないのかな?と思われる。
夢遊桃源図とは、安平大君が夢で見た桃源郷の様子を安堅に書かせたもので、三日で完成したという。
安平大君・申叔舟(シン・スクジュ)・金宗瑞(キム・ジョンソ)、朴彭年(パク・ペンニョン)など当代の文士21人の詩と文を綴った作品だ。 2つの巻き物になった作品は全長112メートルにもなる。 このうち絵画が占める部分は横1メートルのみ。

実在の場所ではないんだね。

最も「金剛山図」というキーワードで画像検索してみると、以下のように沢山ヒットする。
金剛山図 検索結果
ところが、その先をクリックしてわかったのが、実際のところ金剛山の絵をよく描いてらしたのは、18世紀前半に活躍した鄭敾(チョン・ソン)という有名画家で、
後、「民画」と呼ばれるものの中に、ズバリ「金剛山図」というタイトルのものがあったが、タイトルは同じでも、誰が描いたかもわからないし、筆遣いとか構図とか、素人目に見ても、全然アカンやつで、師任堂(サイムダン)色の日記に出て来る金剛山図とは大違い。

安堅(アンギョン)の作として現代にまで伝わるのは、唯一、上記の夢遊桃源図だけ。
安堅は15世紀を代表する実在の画家との事であるが、生年月日は不詳であり、
だいたいは、世宗の在位年間(1418年~1450年)頃に活躍したと推測されている。