映画 ナイトクローラー ネタバレ・あらすじ・感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

洋画のご紹介です。

映画 ナイトクローラー ネタバレ・あらすじ・感想



映画 ナイトクローラー 概要



2014年公開のアメリカ映画。
監督:ダン・ギルロイ
脚本:ダン・ギルロイ
主演:ジェイク・ジレンホール
ジャンル:犯罪スリラー

映画 ナイトクローラー ネタバレ・あらすじ



工事現場からフェンスを盗んでは売って生計を立てていた倫理観の欠如した男、ルイス・ブルームは、
ある日、自動車事故の現場を撮影するフリーランスのカメラマンを見て「自分もやれる!」と思う。

そこで、盗んだ自転車を、ビデオカメラ&警察無線受信機と交換し、車強盗の襲撃後の現場を撮影し、とあるテレビ局へ売り込む。
その局でニュース番組を監修しているニーナがその映像を高額で買い取ってくれた事から、自信がつき、
フリーとしてこの業界で成り上がって行こうと決意するのだった。

ニーナはルイスに「もっといい機材を買いなさい。」とか
「高く買えるのは、スラムでよくあるような事故や事件ではない。視聴者が求めている富裕層が住む郊外の高級住宅街での暴行や殺人事件なら高く買う。」
などのアドバイスを与える。
ルイスは高額買い取りやアドバイスに喜んで、ニーナのテレビ局に優先的に映像を売る約束をする。
そして彼女のアドバイスに添って、狙い目を高級住宅街に定め、
助手も一人雇い入れ本格的に、この仕事を始めるのだった。

しかし、雇った若い男リックが、態度が大きい割には、あまり使えない事もあって、特ダネを撮り逃がした事もあった。
リックは、この仕事をクビになると、何処にも就職のアテがないような技能もコネもない男だったが、
ルイスは辛抱強く彼を雇い続けた。
(リックがこの業界の相場を知らないので安い賃金で雇えるというメリットもあったからとは考えられる。)

やがてライバルを出し抜き、より刺激的な映像を撮るため、ルイスは手段を選ばない方法ばかりをとるようになり、
その結果、他の者にはけっして撮影出来ないような大スクープが撮れるのであった。
大スクープであるゆえ当然、報酬も一段と弾んでもらえた。

味をしめたルイスは、誰よりも先んじて衝撃的な映像を撮るために
「事件が起こってから、現場へ直行する。」という従来のやり方をやめて
「以前の事件の犯人らを知っていながら警察に話さずに泳がせて、奴らが事件を起こすだろうと想定出来る場所で待機して被害者が出るのを待つ。」という、
自分たちさえも危険な、イカれて極悪な手段に出るのだった。


映画 ナイトクローラー 感想



主人公のジェイク・ジレンホールのギョロ目が印象的である。
人の死を自分の生活の糧にする事に何の躊躇いもないのは、スクープカメラマンというのが元々、そういう仕事だからとも言えるけど、
それにしたって、彼の場合はやり過ぎ。

そもそも、こういう仕事って、むごい人の怪我や死を目の当たりにするのだから、自分からやりたがる人ってそんなに多くはないのではと思える。
でも、それは、よく考えてみれば、
仕事を選ぶ事が出来るある程度、健康で文化的な最低限度の生活が送れている人間の考えなのかもしれない。

だが、もし、仕事にあぶれて、盗みをして、どうにか食いつないでいるならば、どうだろう?
仕事の内容云々より、実入りが良いという事が重要になってくる。
そこまでは、理解出来るが、この映画の主人公の場合は、たいへんな野心家で、そこそこのイイ暮らしが出来るくらいの実入りでは満足せず
「自分の出世と儲けのために、人の命がどうなろうと知ったこっちぁあないわ~!」という人なので、サイコパスかもしれない。