圧巻!「銭ゲバ」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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昨日は日テレ土9の「銭ゲバ」最終回でした。





視聴率的にはふるわず終わってしまいましたが、今の時代にかなったテーマで、




主人公が銭ゲバとなって悪事を重ね、のしあがっていくさまをクールに描き、脚本、演出、演技いずれも意欲的で優れた作品だったと思います。





これで亀梨のように、松山ケンイチ主演だと視聴率が取れないというレッテルが張られてしまうのは残念な気がします。





今クールの連ドラの中では主演男優賞は「ヴォイス」の瑛太を押しのけて松山ケンイチを選びたいと思います。





なかなかテレビドラマでダーティヒーローを演じるというのは難しいことですが…





悲惨な少年期の中から金お金を手にして幸せになるんだと、歪んだ思いにかられた男の悲哀をにじませ…





冷徹になりきるさまを説得力のある演技で見せたのは、すさまじいばかりの演技力でした。





最終回はダイナマイトを体に巻き付け自爆する主人公の死ぬまでを、本当はこんな幸せが良かったのにという…空想とカットバックしながら見せるというもので




爆発寸前のあがきや、ラストの世の中への悪態は圧巻とも言える演技でした!!





ご覧にならなかった方は、ぜひDVDになったら見て下さい。





松山ケンイチもいいし、息子をそんな風にさせてしまったろくでなしの父親を演じる椎名桔平がまた実に上手い演技を見せていました。





あと父や妹を失い冷徹になるミムラの演技もいつになく凄味があり、良かったです!