主演の阿部寛が、いつもほど光ってないせいか…
回を追うごとに脇の遠藤憲一の方が光ってきたのが…
フジテレビ 火曜22時
「白い春」第３回
主演・阿部寛
脚本・尾崎将也
演出・小松隆志
芸能界きってのコワモテでヤクザなんか演じさせたら…
ホンモノ以上にそれっぽいのが遠藤憲一さん。
映画「クローズZERO」でご記憶の方も多いかと思います。
しかし、実際にお会いすると、その風貌とは違って、
とても気さくで優しい方なんです…。
なので、今回「白い春」で演じているパン屋の主人の役は…
遠藤さんには珍しく善良そのものの役ですが、ご本人の素に近いものがある役でもあるのです。
今回で、主人公の阿部寛は、自分と仲良くしてくれる少女(大橋のぞみ)が…
持っていた写真から、自分がかつて愛し、
人殺しをしたことで捨てることになってしまった真理子(紺野まひる)の娘と知ります。
しかし、まだその子は、刑務所に入ってからパン屋と真理子の間に生まれた子どもだと思っているのです。
しかも、それは店を手伝っている真理子の妹(白石美帆)も、娘もそう思いこんでいるらしく…
実はそうではなく、パン屋が真理子と出会った時には既に妊娠していたことが…
今回の回想シーンで明かされました。
こうなると、主人公を娘に近付かせたくないパン屋の心理も、より明確になったわけで…
そのへんの葛藤が次回以降も描かれていくようです。
遠藤さんの存在が、回を追うごとに光っていっています…
あと、私が注目しているのが主人公に興味を持って、いろいろ調べる少女役の吉高由里子。
この女優に注目したのは「あしたの喜多善男」でのアイドル役で…
雰囲気を持ったすごい女優が出てきたな…と思ったら
「太陽と海の教室」で使われ、
「ラブシャッフル」で使われ、
そういう意味で、今回も含めて、実力の割には作品に恵まれてないのですが…
映画「蛇にピアス」をご覧になった方は、そのアンニュイで透明感のある演技を良くわかっていただいていると思います。
今回も大した役ではなくてがっかりですが、彼女の存在はぜひマークして下さい(^-^)b
今後どんどん成長していく女優です!!