内容が濃いドラマの手本…「救命病棟24時」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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旅行中で見られなかった先週末からのドラマを順に見て書いていこうと思ったのですが…






ついつい気になって先に見てしまったのが…






フジテレビ 火曜21時
「救命病棟24時」第2話

主演・江口洋介、松嶋菜々子
脚本・一色伸幸
演出・河毛俊作






いや~ぁ
やっぱり良質のドラマって、1話の内容がぎっしり詰まっている感じで濃いんですよね…






そして、深いんですよ…






このドラマは、そのお手本のような作品です!!






凡作なら何回か小出しにして引っ張りそうなネタを、どんどん明らかにして解決していく潔さには…






今回、正直惚れぼれしましたね…






実はこれまでのシリーズで脚本に参加していた福田靖が、来年の大河ドラマのためか今回は参加してないので…






大丈夫かなと思っていたのですが…





今回の脚本家のメンバーの中に一色伸幸の名前を見て…






かつて映画で多くの名脚本を書いた一色が、「救命病棟24時」をどう書くのか…





俄然楽しみになっていたんです。






そして今回、内容の濃さもさることながら…






胸に迫るセリフの数々…







例えば、
澤井医局長(ユースケ・サンタマリア)が進藤(江口洋介)に言い放つ…
「先生のやり方が通じてきたのは、運が良かった…
それだけのことではありませんか?」
とか…





進藤がアフリカでの治療中のミスでHIV感染の恐れがあり、検査をうけていたと知った時、看護師長が言う…
「アフリカじゃなくても救命は戦場よ…(略)…ちょっとしたことをおろそかにすると、患者じゃなくて今度は自分が危ない」
とか…






進藤のいないところで楓(松嶋菜々子)が進藤について語る…
「確かに愛想はない。
厳しい人よ、人より自分に…
優しい人よ、自分より人に…」
とか…






眼科から応援に来ていた丹原が、救命から離れ医師の数足りず、患者の受け入れをどうするかモメている時、思い直した丹原が現れる時に言う…
「救命医はもう1人いる!」
とか…






近頃こんなにセリフが胸に響いたことは無いほど、練り上げられた珠玉のセリフが散りばめられていました!





やっぱりセリフって大事だよな!
と当たり前のことを今さらながらに思い知らされた回でした。






今回はキャストは地味ながら実力のある人たちを集めていて、(板尾創路の演技がやや気になるぐらい…)




今後がますます楽しみです!!






手強い澤井と対立する進藤と、2人の板挟みになる楓…






楓がキーパーソンになっていきそうですね…





次回あたりから運びこまれる患者の感動エピソードが、見たい気もしますが…






どうなるんでしょうか?