任侠と介護…草なぎ剛「任侠ヘルパー」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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近頃の連続ドラマでは、最終回でがっかりすることが多いのですが…






このドラマは、ずっと描いてきた「介護」が抱える問題を、最後までつきつめて(簡単に答えが出る問題ではないんですが)…






かつ、「任侠」ともうまく結びつけた見ごたえのある最終回となりました!






フジテレビ 木曜22時
「任侠ヘルパー」最終回


主演・草なぎ剛
脚本・古家和尚
演出・西谷弘






前回のラストで業務停止命令が出てしまった介護施設タイヨウ。






とはいえ利用者の老人たちの受け入れ先が決まるまで、営業を続けていると…






そこへ…施設がやむなく閉鎖され行き場のなくなった「介護難民」の老人たちが、オーナー(渡辺哲)に連れられやって来ます…






それどころじゃないのに、タイヨウのオーナー(大杉漣)は人が良いから、中へ入れてしまうんですが…






この連れてきたオーナーはとんでもない悪徳介護業者で、翌日には連絡不通になり行方をくらましてしまい…






彦一(草なぎ剛)と晴菜(仲里依沙)がその施設を見に行くと、ものすごい劣悪な環境で、それでも入ってくる老人たちを食い物にしていたのがわかりました…






たまたまそこにかかってきた、ヤクザが弁護士になりすましての詐欺の電話を取った彦一は…






極道に戻れば…自分も同じようなことをまたするようになるのか…と葛藤にかられます!
( ̄▽ ̄)b






ですからヘルパーとしての研修を終え、鷹山(松平健)から幹部に選ばれても複雑な心境なわけです…






「介護難民」とか「悪徳介護業者」とか実際にもあることなんでしょうね…






今や100歳以上が4万人超えた高齢化社会の日本では、国からも家族からも見捨てられる老人がどんどん増えていくのかと思うと…






深刻さがひしひしと伝わってきますね…






さらに涼太(加藤清史郎)の実の父で、涼太を引き取ってくれることになった厚労省官僚の藤堂(陣内孝則)。





介護問題の担当のこの男が、タイヨウにも介入してきます!






制度をふりかざし厳しいことを言う藤堂に、介護って言葉の意味がわかってんのか?と彦一はかみつきます。






藤堂はわからないが制度を作る!それが俺たちの仕事と開き直ります…
制度を作らなければ悪徳業者がはびこるだけだと言うんです…






まぁそれはそうなんですけどね…





結局、引き取られ先からタイヨウへ戻ってきてしまった老人たちと、彦一らは施設にたてこもり、突入した警察と大立ち回りに…
(`∀´)






選ばれた幹部の座をりこ(黒木メイサ)に譲り、任侠としてのスジを通したわけです…






弱きを助け…
強きをくじく…!






それが本来極道が持ち続けるべき「任侠心」






それを若い幹部候補や我が子に身につけてほしくて、鷹山はヘルパーの研修をさせたのでしょうね…






彦一らの事件が介護問題の見直しに一石を投じ、制度を新たに現実を見据えて作り直すことに…






その会議の席で藤堂は「介護とは弱きを助け強きをくじくなんです」と明言します!!






彦一の思いが藤堂に届いたんですね…






さて、それぞれのその後…
彦一は、晶の入っている施設に会いに行きます。
顔を忘れてしまっている晶は彦一のライターの音で思い出します…






思い出してもらえてニヤリとする彦一。晶と涼太を見守り続けていくんでしょうね…





りこは晴れて幹部に…
彦一との別れのキスは、りこらしいぶっきらぼうで、かわいいキスでしたね…
(^-^)b





五郎(五十嵐隼士)は晴菜と恋人となった感じで、本格的にヘルパーの勉強を始め…






六車はインテリらしく、自ら介護サービスの会社を立ち上げます…






晶の元秘書もそばにいましたから、晶の会社も吸収してしまうのかもしれませんね…






和泉(山本裕典)と三樹矢(薮宏太)は鷹山の片腕に。




そしてラストカット、
タイヨウのオーナーが閉鎖の看板を外すところで終わりました…





また再開するのかもしれませんね…





スペシャル版の続編があるかもしれない終わり方でした!





視聴率と作品全体の総評は次の記事で書きます!!
(^-^)b