親友が犠牲に…「不毛地帯」第4話批評 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いかに憎々しい敵役がいるか?というのは、ドラマを盛り上げる重要な要素の一つです。






「官僚たちの夏」がイマイチ盛り上がらなかったのは、誰が悪いわけでもなかったからで…






そこへいくと、このドラマ、今回は特に段田安則演じる貝塚官房長が敵役を一手に担って盛り上げてくれました。






フジテレビ 木曜22時
「不毛地帯」第4話




主演-唐沢寿明
脚本-橋部敦子
演出-平野眞






防衛庁からの機密文書漏洩で、実行犯の小出(松重豊)に指示したことをチクられた壹岐(唐沢寿明)は警察から聴取を受けます。





会社を守るため知らぬ存ぜぬを押し通す壹岐。しかし、帰社すると会社としては文書をすべて提出する方針に変更。事を荒立て会社に捜索が入り企業イメージがダウンすることを恐れたのです。民間企業の論理がイマイチつかめず納得のいかない壹岐。






しかし、裏では便宜を図った久松(伊東四朗)が三島幹事長(神山繁)を動かし、貝塚に次期事務次官の椅子を約束してラッキードへの決定になびかせてしまいます。





貝塚に裏切られ激怒する鮫島(遠藤憲一)。そりゃそうですよね、あれだけ金も積んだのにあっさりですからね…






もっとかわいそうなのは、文書を持ち出した芦田(古田新太)に自分の文書を持ち出されたあげく、罪を押し付けるため指示をされたと、いわれのない罪をかぶされた川又(柳葉敏郎)。






とかく自分に楯突く川又を快く思ってなかった貝塚は、これ幸いと川又を解任して閑職に追いやります。






本人にそれを言い渡すくだりの段田の憎々しいこと…出世と保身のためには手段を選ばない最悪な役人ぶり全開で、川又を追い込みました。






壹岐の家を訪ねた川又は、幕僚長になって国民に理解される自衛隊を作るのが夢だったのに、その道は断たれたと無念を口にします…





このへんの柳葉は完全室井モードで、この人の演技パターンって…と思ってしまいましたが…






自分が推してたラッキードに決まったことに喜びつつ、駅で壹岐に見送られた川又はその後線路で轢死します…





昔の人脈は使わないと言って近畿商事に入りながら、結局親友を巻き込んでしまい、死なせる結果となった壹岐。





死因を隠蔽するため弔問に来た貝塚に、珍しく怒りを爆発し胸ぐらをつかみます…






ここの段田も実に憎々しくて良かった…





退職を願い出た壹岐ですが、別の部署でまた鮫島と対決するようです…





今回はじっくりと見られましたが、スカッとしない重い展開でした。





今回の評価は…7




視聴率は気にせず、私は見ようと思ってますが、ちょっとこういう展開が続くと厳しそうですね…
( ̄▽ ̄)b