真実を告げる…山下智久「コード・ブルー」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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毎回一つのテーマを冒頭に提示し、そのテーマをフェローたちと患者との関わりの中で描いていく…





どうやらそういうパターンでいくみたいですね…このドラマ。





非常にそれがうまくいっている優れた脚本に応えて、演出もキャストも充実しています。






フジテレビ 月曜21時
「コード・ブルー」第2話



主演―山下智久
脚本―林宏司
演出―葉山浩樹





今回のテーマは「嘘と真実」
冒頭、藍沢(山下智久)の「患者は嘘をつく…」というナレーションでドキっとし、今回は患者に嘘をつかれる話かと思ったら、さにあらず…






真実を告げることは時に残酷だけど、医師は患者に真実を告げなければならない…





という…実に重く、ツラいテーマでした。





駅の階段で将棋倒しが起きて医師やフェローたちが現場に向かうと、階段に折り重なった3人の男女。






なんとスキーの板が串刺しの状態。
(スキーの板は先が曲がってるから、そんなうまく刺さらないだろう…とか考えてはいけません…)





一番上の男松井(濱田岳)と一番下の女恵理(小林涼子)はカップルらしく、その間に友人の木沢が挟まっている状態。





松井はスキーの板が骨盤から入って、大動脈を切っているものの、痛みを感じずペラペラ1人でしゃべっている…





ところが木沢は頭を打ち、出血していて危険な状態。恵理もこのままでは…






下の二人を救うためには、松井を動かしスキー板を切断しなければならない…
それは松井が死ぬ可能性の高いこと。





恵理から実は木沢と付き合っていて、松井は恵理と勘違いしてるだけだった…と残酷な真実を知らされた松井に、さらに追い討ちをかけるように…
残酷な提案をしなければならない藍沢。






しかし、この松井くん、実にあっぱれな男で、自分の命と引き換えに二人を救う決断をするのです…





しかも出血し意識が薄れる中で、すでに鎮痛剤を打たれ意識のない恵理に
「ずっとオレが守ってるから…」って…しょぼん





なんて、いいヤツなんだ…





また、濱田岳がこういう役いいんですよね~





泣けました…ホント。





藍沢が「役たたずなんかじゃない、あなたが二人を守ったんだ…」って亡くなった松井に話しかけたところで…また涙しょぼん





片や、白石(新垣結衣)は、胸部打撲の青年を担当。
駆け付けた両親の前で、できるだけの処置をしますが、拡張型心筋症のためになすすべがなくなり、死亡の宣告。





見殺しにするのか!?と泣き叫ぶ母親の前で、非情な宣告をする白石。






お医者さんって、ホントにツラい仕事だな…とつくづく感じてしまいました…





電車で帰る途中、
母子の姿を見て突然せきをきったように、泣き出す白石。
でもホント強くなりましたよ…この白石って子は。






さりげなく他の乗客に見られないように前に立ってあげる藍沢。





前回に続き、またもナイスフォローの山P。男前です!





緋山(戸田恵梨香)もやっと心臓の手術をする決意をしたようです…
強くなろうとしている白石を見て感化されたんですね…
良かった…良かった






しかし、一方でもうなすすべがなく死を受け入れるだけの冴島の彼氏田沢(平山浩行)は、子宮摘出手術を嫌がる患者を「できる手術があるだけ幸せだよ」と励まし、手術を受けたその患者からのお礼と「頑張ってください」の伝言を緋山が告げると…






「何を頑張ればいいんだ…」って無念そうにつぶやくのでした…





よかれと思って言ったことが、時に残酷な言葉にもなるんですね…





真実を知ることは時に不幸につながるけど、真実を知りたがるのもまた人の性(さが)。






藍沢の父誠次(リリー・フランキー)が現れたことで、藍沢は母親の死に関するどんな真実を知ることになるんでしょうか?






今回の評価は…8





9でもいいんですが、この先もっと感動的な回もありそうなので…






ちなみに視聴率は…






17.2%
(前週比アップ0.1%)





このへんで安定しそうですね…
(^-^)b