このドラマの欠点は、はっきり言って主人公の壹岐という男に思い入れや共感が持てないというところにあります。
しかし、それでも見続けているのは、豪華キャストによる演技合戦に魅力があること。
特に壹岐と敵対する人物がみな良くて、彼らが壹岐を苦しめれば苦しめるほど面白みがあるからなのです!
フジテレビ 木曜22時
「不毛地帯」第15話
主演―唐沢寿明
脚本―橋部敦子
演出―澤田鎌作
唐沢=壹岐包囲網の中で、これまで頑張ってきた里井(岸部一徳)が、今回遂にこれまでかばってくれていた大門社長(原田芳雄)には子会社社長出向を命じられ、片腕だった角田(篠井英介)には見限られ、壹岐に追い落とされてしまいました…残念…
(;_;)/~~~
心臓発作を何度も起こしながら、不死身のように復活し、ここまで良く頑張ってきたんですがね~。
まぁ…でも、壹岐への恨みは更に高まったでしょうから、この先もまだ何かやってくれるのでは…と期待してます!!
残るは最大のライバル東京商事の鮫島(遠藤憲一)。
前回はせっかく壹岐たちが入手したイランの油田情報をかぎつけ、財閥系商社を巻き込んで、石油公社総裁の貝塚(段田安則)にかけあい、事実上の近畿商事排除に成功しました。
この貝塚がクセ者で防衛庁官房長時代も壹岐を散々苦しめた人物。
鮫島と貝塚は強力タッグなんです!!
今回は壹岐が巻き返しとして、アメリカの石油会社と提携しての入札という奇策を打ち出しました。
これは石油公社を完全に敵に回すやり方。
早速いかに思い知らせてやるか…悪巧みを二人で考えてる様子でした。
他にも、里井を見切りをつけ、壹岐のご機嫌を取り始めた角田も信用できない男ですから、要注意人物。
岸部にしろ、遠藤、段田、篠井にしろ、クセ者役者が思う存分演じてくれているので、見ごたえがあります!!
更に!
次回予告では、かつて防衛庁がらみの時、壹岐に利用された挙げ句にクビにされた小出(松重豊)がまたも登場する様子。
何してくれるのか、そちらも楽しみです。
今回の評価は…
この先も頑張れ!壹岐包囲網!!