回を追って早紀(菅野美穂)と璃子(永作博美)、藍田(谷原章介)の友情が深まるにしたがって、どんどんイヤな最低男になっていった早紀の元カレ正登(塚本高史)。
今回、早紀がシャッターを開いた相手は、その正登でした。
日本テレビ 水曜22時
「曲げられない女」第9話
主演―菅野美穂
脚本―遊川和彦
演出―木内健人
今回もとことんダメ男ぶりを発揮する正登。
結婚式の途中で逃げ出して早紀のマンションに押し掛けて来るわ…
早紀が連れ戻すも大騒ぎになっているのに怖じ気づいて…
お腹が痛くなった早紀と病院に来てしまい…
そのまま、婚約相手にも謝りに行かず、職場にも出ず逃げ回る日々。
なんでこんな男と早紀は9年も付き合ってたんだろう…と不思議なのでしたが…
正登に怒って黙りこんだ早紀が璃子に代わりに聞かせた「なんで正登は弁護士になったの?」という質問に、
正登が「自分のためだよ…」などと言い、「お前もオレなんかと付き合わなければ良かったのに…」とまで言ってしまったので…
ドドーン!!
出産も近い大事な体なのに半年ぶりに早紀のシャッターが開きます…
正登と付き合った9年は自分にとって宝物だった…
それを否定しないで欲しいと訴えるのです…
いろいろと自分のためにしてくれたことを並べていきます…
やる気が出ない時はマイケルを聞くと元気が出るというのを教えたのも、正登だったんです…
あなたは本来優しい人です…その優しさで弁護士として人を救って…と言いますが、
正登はしぶとく、まだそんなの綺麗ごとだと言って受け入れません…
ホントわからんやっちゃなぁ~
…でもって早紀が再びシャッターを開き、私だって現実はわかってる…
でも弁護士は人を救うっていう決意と覚悟を持っていれば人を救えるはず…
と、正登に訴えかけるのです…
やっと、心に届いたのか、正登は逃げずに婚約者にも謝罪し、事務所も辞めて、再出発することになります…
早紀の試験前の激励会で正登が言ってたように、早紀の背中を追いかけてたのに、先に弁護士になって追い越したら自分の方が偉いんだ…みたいに変わってしまった…
…って、なるほどな、と思いました。
もう早紀は自分の妻にさえなってくれればいいぐらいに思ってしまったんですね…
しかも、早紀には他に友達はできて邪魔者にされるし、身勝手な言い方ばかりしてしまいプロポーズはうまくいかないし、
どんどんイヤな男になったのもわからなくはない…と思ってしまいました。
一方、離婚届けを突きつけたら、姑(高林由紀子)が倒れて身体が不自由になってしまった璃子。
家政婦にも当たり散らし、子供たちも怯える中、璃子はにこやかに世話をします。
実は密かに、離婚届けを出して旧姓に戻った璃子。嫁でなくなったからこそ、恨みも消えて、にこやかに姑の世話ができるのです。
そして、人を幸せにする嘘をつくことにした璃子は、ボケた老人に亡き妻のふりをしてあげたことから介護福祉士の道に出産後は進むことを決意します。
そして藍田は正登の代わりに両親講習にも出ていて、早紀の夫になりたいと強く思い、試験のあとプロポーズすることを正登に宣言。
正登も藍田と一緒になった方が早紀も幸せになると認めます。
さぁ~早紀は試験に受かるのか?
藍田のプロポーズは?
最終回が気になります…
今回の評価は…
上の階の大学生(市川知宏)が、急に好青年になり、司法試験をめざすって言いに来たのは笑えましたね…