有川家の敗北…北村一輝「宿命」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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財力にものを言わせて、経済基盤が落ち込んで困っている白井家に接近し、縁組みを成立。





有川三奈(真野響子)にとって40年来の夢だった息子の政界入りは目の前まで来ていたのに…





テレビ朝日 金曜21時
「宿命 1969-2010」最終回


主演―北村一輝
脚本―坂上かつえ
演出―遠藤光貴





白井家の方が一枚も二枚もウワテだったわけですね…




白井(奥田瑛二)は自分が公安委員長時代にもみ消した滝沢首相(若林豪)の女性スキャンダルを、雑誌記者にリークし失脚を画策します。





滝沢は退陣を受け入れるかわりに、次男(写真だけながら黄川田将也でしたね…)を白井の次女と結婚させ、婿養子にしてして欲しいと白井に頼みます。





そうなれば滝沢の経済基盤で白井建設を吸収した建設会社まで、白井の方へ。





そうなると、崇(北村一輝)も有川家の財力も用済み。崇の政界入りは無しになります。





それを白井の妻(松坂慶子)から言われる三奈。この奥さん、実は三奈と白井の過去の関係も知ってて、やんわりと三奈の夢を打ち砕くんです…





お~怖っ!
しれっとした松坂慶子の凄味を感じました。





可愛い顔してて次女(藤井美菜)もしたたかになっていくんでしょうね…





白井にあなたを権力の座から蹴落とすのが、自分の宿命と知った…ってところで終わりましたが、





視聴率が悪くなければ続編を作る気だったんでしょう…
無いでしょうね、この視聴率だと…





【総評】

北村一輝の初主演作品は、ドロドロした昼メロテイストで、大人の鑑賞に耐えうるものだったんですが…





期待した小池栄子の復讐に、あまり凄さがなくて拍子抜け。





近親相姦疑惑も、な~んだ…って展開でトーンダウン。





これからまだ面白くなりそうなところで終わってしまいました…




残念な作品です。