追いつめられた女の赤ちゃん強奪…「八日目の蝉」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

春クールで似たテーマのドラマが2つあります。
どちらも主人公の女性が幼い女の子をさらい、逃亡生活を続ける話。





1つは日本テレビ水曜22時の松雪泰子主演「mother」。そちらは教師が虐待を受けている教え子と逃げる話。





そして、もう1つが今日ご紹介する作品…





NHK 火曜22時
「八日目の蝉」第1話



主演―檀れい
脚本―浅野妙子
演出―佐々木章光





こちらは社内不倫しているOLが、不倫相手の子供を奪って逃げる話。





なぜ、そんな行動を取るに至ったかを描いたのが今回。





希和子(檀れい)は同じ職場の秋山(津田寛治)と不倫中。妊娠までしてしまう…





しかし、この秋山って男、口がうまくて、さも妻とは別れるから…みたいなことは言いつつ、





実は別れる気などなく、希和子に中絶をさせてしまいます…





このあたりの津田寛治の演技がいかにも…って感じで秀逸。こういう役がはまります、この人。





でもって、子供をおろしたら、実は秋山の妻(板谷由夏)も妊娠中と発覚。仲良さそうに歩く夫婦の姿も目撃。





更に、中絶の術後が悪くて子供が産めない体に…





踏んだり蹴ったりの状態で、秋山の妻に直談判したら…この妻がまた胆のすわった女で不倫は知っていたらしく…





中絶した希和子を冷ややかに見下し、心も体も空っぽ…がらんどう…と蔑みます。





ここの板谷由夏、さすがの迫力…凄みがありました。




追いつめられた希和子が取った行動が、秋山夫婦が留守中、家に忍びこみ生まれたばかりの赤ちゃんを奪って逃げるというもの…





怖いですね~、破れかぶれになった女の人って…





見始めた時は、なぜ檀れいなのか?って疑問だったのですが、





ちょっと古風な顔立ちの普通な美人で、おとなしそうな女だからこそ、余計に突き進んでしまうのがリアルでもある気がしました…





人は見かけによらない…ってよく言いますからね…





ドラマは今後、奪った赤ちゃんが成長し、その娘(北乃きい)も不倫してるらしく、それと希和子の逃亡が平行して描かれるようです…





なかなか見ごたえのあるドラマです。
見そびれた方は今日夕方再放送されるのでご覧ください…




今回の評価は…7