一生懸命さが良い…山本裕典「タンブリング」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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スタッフやキャストの一生懸命さが伝わるドラマというのが、私めは嫌いではありません…





このドラマは実際の男子新体操を見て感動した若い女性プロデューサーが、ぜひドラマにしたい!!という熱意から企画が始まり…





それには出演者に新体操を身に付けさせ、吹き替えなしでやらなければ…と半年かけて練習を重ねさせたそうです…





その良いドラマにしようという一生懸命さが、画面から伝わる…そんな作品です。





TBS 土曜19時56分
「タンブリング」第1話



主演―山本裕典
脚本―江頭美智留
演出―松田礼人





2時間もいきなりやって大丈夫かと心配しましたが、「ごくせん」の脚本家である江頭美智瑠がテンポよく堂々とベタな展開を書いていて、ダレるところなく見せきりました。





とにかく、こういう王道なスポ根ドラマは微塵も照れがあってはいけません。
見てる側がどっぷりハマって見なければいけないわけですから…





「ROOKIES」はそれで成功したわけで、このドラマもしっかりそれが守られているのが良いです。





主役の山本裕典がとにかく熱い!!今までケンカにあけくれ、何も夢中になったことのないヤンキーの航を、まっすぐに演じています。




今までクセのある役を演じることの多かった人ですが、今回は直球でいける役、ベタさを照れなく演じていて今後に期待が持てます。




同じように今までクセのある役の多かった瀬戸康史。今回は新体操部のキャプテン役。
「ROOKIES」や「風が強く吹いている」の小出恵介の役割ですね…





この人も演技力がある将来有望な人なので、山本と拮抗してドラマを引っ張っていくことができそうです。




今回で言うと、涙ながらに航に男子新体操をバカにするな…と訴えるシーンなど良かったですね。





この2人の他にも部員の

いつまでも少年ボイスの富浦智嗣、

実直さが売りのタモト清嵐。

映画「愛のむきだし」でも身のこなしの美しさを見せていた、エース選手役の西島隆弘。

航のヤンキー仲間でナンパだけど骨のある三浦翔平。
航の弟分の賀来賢人。

一匹狼で航の良き理解者の大東俊介。





皆、若手ながらしっかりした演技のできる人たちばかりで、足を引っ張る人がいないので調和がとれています。





彼らが今後どうやって1つのチームとしてまとまっていくのか、ベタさたっぷりに見せていって欲しいです。





男子新体操のトップチームの演技を見せてましたが、感動的でしょう?





私めもドキュメンタリーで見て、これはスゴい…映画かドラマでやればいいのに…でも新体操をやらせるのが大変か…と思ってたんです。





彼らがどこまでスゴい演技を最終回で見せてくれるか、「ウォーターボーイズ」と同じパターンですが、楽しみにしようと思います。




EXILEオーラを消して弱気な担任を演じているAKIRAは、なぜこの人がこの役なのか解せない感じですが、素直な演技で邪魔はしてないところがエライです。





実はダンスの達人で…なんて役だったら笑いますけどね…
(^-^)b





航が頭の上がらない母親役の大塚寧々、
強豪チームの女子新体操部の厳しいコーチ役の国仲涼子。
どちらも適役です。





今回の評価は…7





今回見逃した方、次回からでも入っていけますから見てみてください。





ベタなスポ根にどっぷり浸かれます!!