ワサビのきいた人情話…「新参者」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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原作、読まなきゃ良かったかな…と今更ながら後悔してます。





オチがわかってて見るのって、ドキドキ感や、へ~って驚きが少なくて、ちょっと面白さが薄れるからです…




TBS 日曜21時
「新参者」第2話



主演―阿部寛
脚本―真野勝成、牧野圭祐
演出―平野俊一




今回のサブタイトルは「料亭の小僧」。




被害者の三井峯子(原田美枝子)が殺された現場に残っていた人形焼き。





そのパックには3人の指紋が残っていて…売った店の人と被害者、そしてもう1つ。





まず疑われたのは餡あり餡なしの特殊な組合せを買ったのを覚えられていた料亭の小僧さん(石黒英雄)。





人形焼きは自分のために買ったとウソをつく小僧さんは、無糖の缶コーヒーを選んで加賀(阿部寛)に甘党でないのを見抜かれます。





実は料亭の主人(寺島進)が愛人(宮地真緒)のマンションに手土産で持っていくための人形焼きだったのですが…





第3の指紋は小僧さんのでも、主人のでもない…





では、一体誰のなのか?
解決のカギは現場にあった人形焼きの1つにワサビが入っていたこと。





実は、夫が自分の子供でもないのに父親ぶって愛人の家に入り浸っているのを知っている女将(夏川結衣)が、いたずら心でワサビ入りを作って中に1コ忍びこませたのです。





愛人は実は人形焼きは嫌いで同じ階に住む被害者にあげていた…っていうオチ。




阿部寛と夏川結衣が腹の探り合いのような会話をしていると、どうしても「結婚できない男」を思い出させましたが…





女将として店を守るために、亭主の浮気を見過ごさなければならない女の無念さを、さすがにうまく演じてましたね…





寺島進の亭主は、いくら何でも料亭の亭主には見えませんでしたけど…(汗)





真妻のワサビってホントにあるんですかね…
ツンと辛くてその後で甘みが出るっていうのを、女将さんにひっかけたところが、よくできた人情話のようでしたね。





今回の評価は…7





まぁ、本来の謎解きは徐々に核心に迫っていくわけですが、





イライラする視聴者も出てくるでしょうね…
早く話を進めろって…
でも、それだとこの作品の味わい深さは出ないので、難しいところです…