ホロリとさせられる人情話…「臨場」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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犯人は誰という謎解きより、事件の背景にあるドラマを重視するのが、このドラマの特徴。





今回もホロリとさせられる話でした。





テレビ朝日 水曜21時
「臨場」第8話



主演―内野聖陽
脚本―尾西兼一
演出―藤岡浩二郎





倒れた時、頭を打って死んだ男。その場から立ち去る姿を見られ、被害者が握っていたコートのボタンが一致したことからホームレスのシオさん(斉藤洋介)が逮捕されます。





しかし、ボタンのちぎれ方が下からでなく上からなのを不審に思った倉石(内野聖陽)は、誰かをかばっているのでは…と怪しみ…





結局、毎朝「おはよう」と声をかけてくれたり、傘を貸してくれたりした結婚間近のOLの罪をかぶってあげたのでした。





貸してもらった傘を宝物のように大切に持っていたことから分かったんですね。




シオさんは取り調べ中に脳内出血を起こし、死んでしまいますが、ニヤリと笑う姿が印象的で…





人のためになって満足して死んでいったのかと思うと、切なく心を打たれました。





いつも文句ばかり言ってる五代刑事部長(益岡徹)が、シオさんの旧友で、引き取り手のない亡骸を前にして、自分の親が死んだ時、横に黙っていてくれた思い出を語るシーンは心打たれました。





この人情味が、このドラマの魅力ですね。





今回の評価は…7