話がどうでもいい方向に進んでいくと、どうでもいいところに目が行ってしまうもので…
フジテレビ 月曜21時
「月の恋人」第6話
主演―木村拓哉
脚本―浅野妙子
演出―石井祐介
なんなんだろう?
今回のキムタクをカッコいいと思えないのは?
ちょっと顔がむくんだ?
身体のラインがムチっとして見えるのは、スリムなスーツを無理に着てるから?それとも鍛えすぎた?
…っていうか太った?
キムタクなりの着崩しなんだろうけど、TPO間違ってないか?
その腰のチェーンは…?
シャツ全開は…?
そのサングラスもな~
…って、どうでもいいところが気になる気になる。
葉月蓮介ってキャラが、しっかり出来上がってない証拠かもしれないですね…
あやふやな描かれ方に一番苛立ってるのは、実はキムタク本人では?…とさえ思えます。
今回、雉畑(渡辺いっけい)やシュウメイ(リン・チーリン)が自分のもとから去って行き、社長としての立場も追い込まれていき…
オレの心なんて誰にも分からない!って真絵美(篠原涼子)に当たり散らすシーンがありましたが…
まるでキムタク自身のようにさえ思えました。
こんな脚本で、オレにどう演じろって言うんだよ…
っていう怒り
キムタクという人はプロフェッショナルですから、今回の作品の出来が悪いことぐらい分かっているはずです…
でも、どうにもならない…今さら。
偉くなりすぎたキムタクのご機嫌を取ろうと必死で贅沢なキャストをご用意したプロデューサーは、キムタクを逆に「裸の王様」にしてしまいました…
そんなことより、今の視聴者はどんなキムタクを見たいのか?そこに知恵をしぼって、内容を吟味すべきだった…
それがおざなりになった結果が今回のひどいありさまを招いたのです。
豪華なキャストさえ集めれば視聴率が取れるという考えを、そろそろフジテレビのドラマスタッフは捨てるべきでしょうね。
今の視聴者はそれほど甘くはありません。
つまらないけど何となく見てる人が多いことが、今回の裏にオランダ×デンマーク戦が来たら13%にまで落ちたことで証明されました。
その程度の視聴率が妥当なドラマなんですから…
今回の評価は…
順番だと次はTBSがキムタクを使うわけですが、難しくなりましたね…
どう扱うかが…