ふざけているところは、とことんふざけているんですが、
きちんとできているところはちゃんと巧妙にできていて、さすがクドカンってものを作っています…
マニアックではありますがね…かなり…。
好き好きはあると思います…
万人にオススメできるドラマではありません…
TBS 金曜22時
「うぬぼれ刑事」第1話
主演―長瀬智也
脚本、演出―宮藤官九郎
クドカンが作ると刑事ドラマはこうなる…っていう刑事ドラマのパターンをおちょくるような遊び心と皮肉さが、このドラマの身上です。
そんな小ネタが随所に散りばめられていて、うぬぼれ(長瀬智也)が容疑者を好きになっていく過程が、事件の謎解きと重なっていく趣向になっています。
そして、アクセントとして途中何度も登場するのが、うぬぼれファイブのメンバーたち(生田斗真、矢作兼、要潤、坂東三津五郎)。
最初はふざけすぎだな…と違和感がありましたが、慣れてくると「へいへいへ~い」を一緒にやりたい気分になっている自分がいました…
恐るべし…クドカンマジック…
こういう小ネタのリピートが他にもあるんでしょうね…今後。
脇役の中では、うぬぼれのライバル刑事役の荒川良々が、やっぱり最高!
クドカンも荒川と気心が知れているだけに、とことん遊んでキャラづけしてる感じがします。
それとうぬぼれの父親役の西田敏行。福島弁丸出しでアドリブの捨てゼリフを連発していて、何とも言えずいい感じ…さすがです!!
さて肝心の長瀬ですが、やはりこれほど堂々とバカっぽさを演じられる人は彼をおいていませんね…
今後いろんな女性ゲストが登場するでしょうが、その掛け合いが楽しみです。
今回の評価は…
しかし、被害者は金のウンコにやられる…って…
そのバカバカしさにやられました…
(-゜3゚)ノ