まぁ~こうなっちゃいますよね…
「必殺仕事人」みたいに時代劇じゃないから…
簡単にワルを殺すわけにはいかないわけですよね…
だからと言って…神隠し…って…
フジテレビ 火曜21時
「ジョーカー~許されざる捜査官~」
主演―堺雅人
脚本―武藤将吾
演出―土方政人
初回からいきなりこう来たか!?
…と正直面食らいました!
愉快犯の少年殺しって、初回から随分シビアなところへ行ったな~と。
残忍で不快で、イヤな思いをした視聴者も多かったですね…
もっと弱者を殺す巨悪を制裁するイメージだったので意外でした。
また、殺された少年の両親、特に父を演じた小市慢太郎が悲痛な演技をするし…
犯人とわかってからの細田よしひこのキレキレの演技も、凄まじかったし…
全体にダークな色調の画面で、重苦しさの漂うドラマとなりました。
仏の伊達さんの間の堺雅人も、明るさや笑いが事件のシビアさのためイマイチ出せず、夜の顔とのギャップがあまり引き立たなかったのも残念でした。
回想で伊達は少年の時、両親を殺そうとする男を刺さなかったために目の前で殺され、その後に男を殺したという悲惨な過去をやってましたが…
それで悪いヤツは制裁しなきゃいけないっていう考えが身についた…との言い訳っぽく見えました…
そういうところも勧善懲悪が痛快といかない理由かもしれません。
周りでは、チャラくて頼りなげで鑑識のハズレ者なのに、実はキレ者という久遠を錦戸亮が、期待どおりうまく演じてます。
早くも伊達が制裁しているのを感づいたようですが…
あと、良いのは上からの命令に逆らえない課長役の鹿賀丈史。含みを持たせた物言いが、一筋縄でいかない男っていう感じを出していて流石の演技です。
杏は「泣かないと決めた日」の万里香から一転、素直で正義感の強い本来の杏らしいキャラで、新人熱血刑事を演じてます。
この新人刑事にまで、怒っていることがバレてましたが、伊達さんバレバレすぎかも…
まぁ~今後の様子を見てみましょう…
今回の評価は…