堺雅人「ジョーカー」総評 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最終回を見終わったドラマの総評を書いていきたいと思います。





フジテレビ 火曜21時
堺雅人主演
「ジョーカー~許されざる捜査官」





現代版必殺仕事人なんだろうなぁ~と想像していたのですが、





初回、もや~っとした展開で終わり方もすっきりせず、時代劇みたいにはいかないのか…とがっかりしました。





しかし、その後は謎を小出しに明らかにしていき、興味を引っ張っていきました。





その小出しの上手さを誉めたいと思います。





法で裁けなかった者に制裁を下すからには、そいつが許しがたい根っからの悪者でなければならず…





そのへんがうまくいってる回とそうでない回のばらつきがありました…





もっと巨悪に挑んで欲しかった気もします。





キャストでは堺雅人がお得意の曖昧な微笑をたたえながら、さえない係長を演じてましたが…





裏の制裁人の時、もっと冷徹な凄味があっても良かった…
ギャップが少なかったのが不満でした。





新人刑事役の杏はいつもと変わらぬ頑張りキャラでしたが、鑑識官役の錦戸亮は虐待の過去を持つダークさを巧みに演じ、ジャニーズの中では異色のクセ者ぶりを見せつけてくれました。




これからもちょっとひねりのある役をこの人には演じてもらいたいものです。





感心したのは善人か悪人か見分けがつかないファジーな演技を見せた課長役の鹿賀丈史。





ニヤッと笑いながら、実は笑ってない感じが、何とも良かったです。





また続編を作りそうですね。





全11回の平均視聴率は…

14.2%



最高♯2♯7 15.7%
最低♯8 11.9%



でした。