最終回は刺された丈治(反町隆史)は助かるわ…
晶(武井咲)のタトゥーはシールだったわ…
明石(寺島進)は離婚せず、レスリング指導を始めるわ…
リカ(長澤まさみ)はまた悠里(天海祐希)の秘書に戻るわ…
八方丸くおさまって、めでたしめでたしのラストでした…
フジテレビ 木曜22時
「GOLD」最終回
主演―天海祐希
脚本―野島伸司
演出―河毛俊作
…ってことで、最終回はこれといって書くことは無しです。
視聴率は…
8.7%
(前週比1.7%)
初回12%で始まったドラマでしたが最終回は地味な数字で終わりました。
(総評)
番組スタート前から、脚本野島伸司と主演天海祐希の相性を疑問視してましたが…
案の定だったと言わざるをえません。
とにかく野島伸司は今回のドラマで、
金メダルを獲ることに執着しているスポーツエリート一家という突飛な設定の家族を通して、現代の教育や家族関係についての持論を主張したかったようなのです。
まぁそれはそれでいいのですが…
そんな突飛な設定をするなら、そこに徹底したリアリティーを持たせて欲しかった…
オリンピックで金メダルを獲ることが、どんなに大変なことか…
近頃の視聴者はスポーツドキュメンタリーなどで、その実際のケースを知っています。
なので、どうも3人の兄妹がそれぞれ別の競技で、金メダルをめざしている…というのが絵空事にしか見えなかった…
特に長男、次男からはアスリートの凄みが感じられませんでした。
それなのに、毎回ヒロインがご大層な弁舌をふるうので、ますます…見ていてしていくばかり…
しかも子供たちは、どんどん競技から離れていくし…
流産した子供の幻を見たり、心臓に疾患があるのを承知でやらせたり、狂気すら感じさせる演技で、天海祐希は精一杯演じてましたが…
彼女の武器であるコミカルさが、リカとのからみぐらいでしか生かされず、それが残念でなりませんでした。
視聴率女王のキャリアに汚点を残してしまいましたが、天海なりにやるだけはやったと私めは評価したいです。
脇役に関して言えば、
ええかっこしいの反町隆史と、カマトト演技の長澤まさみが当初鼻につきましたが、やがて馴れてしまいました。
エドはるみの違和感は最後までぬぐえませんでしたが…
拾いものは、晶と恋仲になるカメラマン役の綾野剛。回をおうごとに存在感が増し、個性的な風貌ながら芯の強い演技に感心しました。今後に注目したいと思います。
「GOLD」全11回の平均視聴率は…
8.9%
最高は ♯1 12.3%
最低は ♯7 10 7.0%
初回から12→11→10→9→8→7と綺麗に視聴率が落ちていきました。
録画率が高かったようなので、実際はもっと見ていたのでしょうが…