今年、飛躍的に知名度が上がった男優という意味では向井理と双璧の佐藤健。
その勢いに乗って、三浦春馬や吉高由里子が既に主演している日本テレビの土曜21時で連ドラ初主演とあいなったわけです。
3人ともアミューズ所属。かつてジャニーズ枠ともいえたこの枠へのアミューズの食い込み具合のすごさを改めて感じます。
10月16日スタート
日本テレビ 土曜21時
「Q10」
主演…佐藤健
脚本…木皿泉
演出…狩山俊輔ほか
佐藤健演じる平凡な高校生平太が 、実はロボットである女生徒に恋をするという学園ドラマ。
まず佐藤健の魅力ありきの企画。まだまだ高校生役でもおかしくないフレッシュさを保ちえている佐藤ならではのテーマ。
重要なのは相手役の前田敦子とのカップリング。
どこまでお似合いのペアで二人の成り行きが気になるか、そこにほとんどがかかっていると言っていいでしょう。
前田敦子の演技力が未知数なので、何とも言いようがないのですが…
ただ、このドラマ油断ならないのは脇の生徒たちが、なかなかのメンバーなんです。
池松壮亮、賀来賢人、柄本時生、蓮佛美沙子、細田よしひこ。
一人一人について詳しくは書きませんが、なかなかクセものの若手を揃えたな…という印象です。
校長の知り合いで学校に居座っている不思議な人物を薬師丸ひろ子が演じるのも楽しみのひとつ。
何せこのドラマ、脚本が「すいか」(→隠れた名作!!)や「野ブタをプロデュース」の木皿泉ですから、単なる学園ドラマになるわけがなく…
一風変わったものになるに違いありません。
好きな彼女が実はロボットというあり得ない設定を、いかに料理するのか?
お手並み拝見といったところ。やりようによってはシラケたものになりますからね。
視聴率ですが、最近のこの枠の合格点が12~13%とするなら、そこに近い数字は出すのでは…って気もします。佐藤健への注目度からして。
ただし、つまらなければあっさり1けたに落ちるドラマでもあります。