前回と今回は2話連続で総理(伊武雅刀)の金銭スキャンダルを暴くという大きな話でした…
ドラマ全体のトーンもにわかにシリアスになって、今までと違うドラマのようでもありました…
日本テレビ 水曜22時
「黄金の豚」第8話、最終回
主演…篠原涼子
脚本…吉田智子
演出…南雲聖一(8)佐藤東弥(9)
今まで仲間だった工藤(岡田将生)が総理の秘書官に抜擢され、最初は張り切っていたものの…
調べるにつれODAがらみの不正な金の流れを知ってしまう…
一旦はこれも世のためという総理の詭弁に乗せられ、仲間を裏切ってしまう工藤。
不正がバレそうになると、総理は政治家お約束の秘書が勝手にやったことで切り抜けようとして、工藤に自殺するよう仕向けます。
いざ飛び降りそうなところで芯子(篠原涼子)に…
生きたくても死んでしまう子供たちもいるのに自分から死ぬなんて贅沢なこと言ってるな!!
と叱責され、我に返って総理と、更に総理の不正をつかんで脅し操ろうとする久留米(宇津井健)の悪事を暴く…っていう話でした。
これまでの話に比べていきなりスケールのデカい話になったわけですが、
その割にいろんな面で雑と言うか、緻密さやリアリティーに欠け…
まぁ…そんなこと気にして見てはいけないんだな…このドラマは…とは思って見ていたんですが…
それにしても久留米がいきなり黒幕で、芯子をスカウトしたのも、明珍(生瀬勝久)を閑職に追いやったのもそのためだったんだ…というのは…
無理やりというか…唐突というか…
なんだかな~でした。
篠原も岡田も大泉も桐谷もここぞとばかりに気合いの入った演技をしていましたが…
いかんせん話がウソくさいと空回りに見えてしまうんですね。
工藤がワルぶって仲間に殴られ、哀しげに見送るシーンの岡田の演技とか良かったですがね…
このドラマ、秋ドラマの期待度ナンバー1だったのですが、見事に裏切ってくれて満足度はかなり低い作品になってしまいました。
ちなみに最終回の視聴率は…
14.3%
(前週比3.8%)
9回の平均は13.5%でした。
視聴率的には続編があってもいいかもしれませんが、内容的には今回限りにしていただきたい…
どうせやるなら「ハケンの品格2」をやって欲しいです。