脚本家の田渕久美子は、トヨエツの信長を大のお気に入りなのだと…。
ＮＨＫ 日曜20時
「江～姫たちの戦国」第３話
主演…上野樹里
脚本…田渕久美子
演出…伊勢田雅也
とにかく田渕さんは大の信長好きで、今回のキャストでも最もこだわり、信長はぜひトヨエツに…と熱望したんだそうです。
トヨエツはこれまで大河は断り続けていて一度は断ったのですが、
田渕さんの夢枕にトヨエツが現れて出演を快諾してくれたので、再度オファーを頼みそれを伝えたらＯＫになったそうです…
(ご本人がブログで書いてます…)
ですから嬉しかったんでしょうね…
少女時代の江がやたら信長伯父さんが大好きなのは、脚本家の自己投影でもあるのかもしれません。
ですから、たかが年端のいかない姪っ子のために、信長のサービスぶりといったらなくて、フロイスや千利休(石坂浩二)、おね(大竹しのぶ) といった自分のお気に入りの人物に次々と会わせるのです。
この頃の信長は四方八方に敵がいて、のんびりしてる時間など無かったはずなのですが…
まぁ、それは良いとして、江がなぜそんなことをしたか問い詰めに行った、家康の妻と息子の件は…
自分も弟を殺したことがあって、家族でも信じられないんだ…なんて話でお茶を濁され、
自分の妻と息子を殺してまで同盟を守る家康を、俺は裏切ることはない！
なんて綺麗ごとですまされちゃって…
なんだ…それ!?でした。
築山殿と家康との関係は複雑なものがあったし、信長が家康の嫡男信康が優秀なのを恐れたという説もあるし、
簡単にすませる話ではないんですけどね…
まぁ…そんなことにムキになって見てはいけないんだな…と思ってはいるんですが…
いくらなんでも…
ここまで脚本家個人の思いが詰まった大河でいいんですかね…
この先もずっとこんな感じなら、どこかで断念しなければ…
今回の評価は…
