「冬のサクラ」同様、しっかりとした作りなのに、見ていて感情の高ぶりを覚えないのは何故なのか…
今回はそのへんを考えつつ見てみたのですが…
フジテレビ 月曜21時
「大切なことはすべて君が教えてくれた」第4話
主演…三浦春馬、戸田恵梨香
脚本…安達奈緒子
演出…葉山裕記
このドラマで私めが共感を覚えるのは…
例えば今回だったら…
教え子の二人が自分と同じ教師となり、しかも結婚することを誇りに思っていたのに…
修二(三浦春馬)のスキャンダルが発覚し、それを知っていながら耐えていた夏実(戸田恵梨香)に気づいてあげられず悪かった…と詫びる鶴岡教頭(風間杜夫)だったり…
夏実のことを一途に好きで、幸せにしてあげて欲しいと願っていたのに、いきなり裏切られ修二に怒って殴りかかる直輝(菅田将暉)だったりするわけです…。
困ったことに話の中心にいる修二にも夏実にもひかり(武井咲)にも、およそ共感が持てないのです。
脚本で修二と夏実がこれまでどう歩んできたかが、描きこまれてないせいもあります…
なので二人の関係が崩れていくのも、別にどうでもいいと思えてしまうんです…
あと、修二とひかりはおそらく一線は越えなかったと、ずっと私めは思っているのですが…
なぜ記憶もないのに、裸でひかりがベッドにいたから…というだけで過ちを犯したと修二は全面的に認めてしまっているのか…
それとスキャンダルが発覚して生徒たちのあの騒ぎようは、どうなんでしょう…
冷ややかに受け止める生徒も、いいんじゃないと思う生徒も、無関心な生徒もいると思うんですが…
全員ヒステリックになって責め立てて…
それと解せないのがひかりの姉が亡くなった事故に居合わせていながら何もできなかったことを悔やむ看護師(内田有紀)。
この看護師さん、何かとしゃしゃり出てくるけど、仕事は忙しくないのか…
いろんなことが気になってしまいました…
全体的に言えることは人間の描き方が薄っぺらいこと…
あと、カメラを揺らせすぎ…
目が回ります…
今回の評価は…