仲間の能面的な表情の怖さ…「美しい隣人」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回、仲間由紀恵の演技を見ていて気づいたのですが…





仲間って決して表情豊かに演じるタイプではないこと。





しかし、それを逆手に取って無表情とも言える顔を、この人は武器にしてきたのだということ。




例えば「TRICK」だと、それがすっとぼけた天然ボケの感じを出すのに幸いし





「ごくせん」だとヤクザの家の娘という正体をあらわすところで、必ずこのクールな顔になり、凄みを出していたのです。





そして…このドラマでは…




フジテレビ 火曜22時
「美しい隣人」第6話



主演…仲間由紀恵
脚本…神山由美子
演出…今井和久





能面のような無表情の怖さ…仲間由紀恵のその武器を、このドラマのスタッフは最大限に生かしています。




今回などはその最たる例で、いや~怖いこと怖いこと。





今回は冒頭長い回想シーンがあったのですが…





息子が溺死したのは自分が会社に行き、目を離したから…と詫びる夫(高知東生)を、





ボコボコに殴る蹴る髪をつかむ…
凄まじいDVぶり…





…でもって、夫のいない間に勝手に家財を引き払って、ネットカフェ難民に…





そこで絵里子(檀れい)のブログを見つけ出し…いたって無表情で、「見~つけた…」
怖~!





離婚を切り出す夫にも応じようとしない…
この前はいきなり手でグラスを割り激昂しながら血を流したので、またやるのでは!?と怖くなる…





とまぁ…仲間の無表情なゾッとする美しさを、うま~く使っているわけです。





ラストでついに絵里子の姑美津子(草笛光子)の快気祝いにしれっと現れ、慎二(渡部篤郎)の横に…




その何食わぬ顔がまた不気味です…
次回が楽しみ!





今回の評価は…7