戦国時代版ホームドラマってことで…「江」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回はあまりに少人数の清洲会議(織田家の家臣が一堂に会して後継者を決めた会議)と、それを次の間から盗み聞きする江(上野樹里)という呆れたシチュエーションに…記事を書く気もおこらずスルーしてしまったわけですが…





NHK 日曜20時
「江~姫たちの戦国」



主演…上野樹里
脚本…田渕久美子
演出…野田雅也





もうね…今回なんかは戦国時代版のホームドラマですよ。




夫の死後、3人の娘共々、会社社長である兄の庇護を受けていた妹が、その兄も殺され、部下の中で一番頼りになる重役と再婚。





…っていうシチュエーションで、社長の妹と姪たちに畏縮するその重役が夫らしく父らしくふるまえるようになるまでの話だったわけです。





もうこうなるとね…実際のところどうだったかは分からないわけで、





脚本家は想像力を働かせて、自由に作れるわけです…




仮にも父となった人に食事の時あんな失礼な態度は取らないだろう!?とかは思いましたが…





そういう意味では、今までほど見ていて腹は立ちませんでした。





また、柴田勝家役の大地康雄がメリハリのきいた演技をしてくれたせいもあって。ちょっとでも思いを寄せて欲しいと市(鈴木保奈美)に頼むところとか良かったですからね。





しかし、この脚本家の信長好きには閉口しましたが、秀吉ぎらいも相当なものですね…





また岸谷五朗がノリノリで演じているので、ただのイタい人物になってしまってます。





千利休の石坂浩二や妻おねの大竹しのぶとからむと、小人物にみえて、とても北大路欣也の家康も従わせる天下人になるようには見えません。





もうちょっと抑えた演技で秀吉のしたたかさや権勢欲も演じて欲しい。岸谷はそれができる人ですからね。演出家が脚本家とキャストの言いなりになってる気がします。





まぁ、このドラマについては大河ドラマだからどうこう言うのはやめたので…





あとは姫たちが20代くらいに早くなって欲しいと願わずにはいられません。





今回の評価は…7