視聴率は残念ながら1桁で、録画予約は全連ドラで最も多いというデータもあるこのドラマ、
あまりに丁寧に作られていて録画してじっくり見ないといけないのが、逆にあだになっているようでもあり…
フジテレビ 木曜22時
「外交官・黒田康作」第8話
主演…織田裕二
脚本…古家和尚、池上純哉
演出…永山耕三
出演者の演技のクォリティーの高さは、間違いなく冬ドラマではトップと言える作品です…
(草刈民代以外は…)
今回などは、それを痛感した回でした。
それぞれの人物の関連性が浮かび上がってきて…
人間像が明確になってきたせいもありますが…
西島隆弘の演じる君島とかは、尻上がりに重要な役になり、
薬害に苦しめられてきた青年の悲哀を実力派ぞろいの中で、しっかりとした演技で見せ、敢闘賞ものでした。
ずっと怪しい存在だった悠木(萩原聖人)も遂にその正体が判明…
香川照之の霜村が画面に現れると緊張感が高まります…
近藤正臣演じる外務大臣の何ともとらえどころのないタヌキおやじぶりと威圧感は、「龍馬伝」の殿様同様の怪演…
他にも田中圭、田中哲司、岩松了、平泉成、夏帆、大倉孝二、片瀬那奈…
そして柴咲コウ。
いずれも、おのれの役割をきっちり演じていて、破綻がありません。
今回のラスト近くのたたみかけは見事というよりなく、次回が大いに楽しみ。
まだ何かどんでん返しがあるのでは…と勘ぐってしまいます。
今回の評価は…
今回、クラブでホステスたちにさりげなく聞き込みする織田裕二、ちらっと笑った気がしました…ホステスへのお愛想で…。
笑うんですね…こういう時は…