ドラマも佳境に入り、主演の草なぎは無論のこと、演者のテンションも上がってきて、演技バトルの様相を見せ始めました。
今井美樹も、高嶋政伸も、江波杏子も、佐藤健も、皆力の入った演技を見せてますが、
それにも増して感心するのは、やはり祐という役になりきってしまってあまりにナチュラルな草なぎ剛のスゴさです。
TBS 日曜21時
「冬のサクラ」第8話
主演…草なぎ剛
脚本…高橋麻紀
演出…山室大輔
航一(高嶋政伸)がいくら山形の入院先まで来て、土下座して手術させてくれ…と頼んでも、毅然としてそれを拒む萌奈美(今井美樹)。
いやぁ~今回の高嶋政伸の暴れっぷりはスゴかったですね…
自分の病院のロビーで、大声あげて愛人をひっばたくし…
そんな院長のいる病院、イヤでしょう…
そんな自分をなじる母親(江波杏子)に逆ギレして怒鳴りちらすし…
壊れちゃってます…もはや。
次回、おそらく愛人に刺されちゃうみたいですが…
一方、萌奈美は病状が着実に悪化…
手足にしびれが出始めます。
そんな萌奈美を見て、やはり手術を受けた方がいいのでは…と思い直す祐。
今さらかよ!!
そりゃそうだって。
ただ、そんな筋立ての破綻や無理やりさを、包みこんでしまうほどの、草なぎの祐のひたむきな献身…
母親の不倫相手を娘が認めてしまうほどの、いいひとさがこのドラマを支えています…
演じてないような余計なものをそぎ落としたその演技は、ちょっと真似のしようのない独特の境地に至っています。
今回の評価は…
クォン・サンウ、気の毒でしたね…
あんなたどたどしい日本語言わされて…