吉瀬美智子はすっかりハガネ先生を自分のものにしていますね…
す~っと自然に、その役になりきっている感じに見てとれます。
テレビ朝日 木曜21時(初回は20時から2時間SP)
「ハガネの女」第1話
主演…吉瀬美智子
脚本…大石哲也
演出…唐木希浩
今回はちょっと重いテーマで、ある架空の国(明らかに東南アジア)から来て不法滞在していた一家の両親が強制退去になり、日本で生まれた娘だけが残り、その子がたらい回しの挙げ句ハガネの小学校にやってくるという話。
どうせなら一緒に帰った方が良かったのに…とも思うのですが、その子の国は貧しく劣悪な環境で親は日本にいさせたかったのでしょう。
しかし、この女の子、親が働いていた工場で親しくしていた日本人が親のことをチクったのを見て、日本人を全く信用しない子になっており…
クラスの生徒にも、ハガネにも心を開こうとしません…
この女の子へ差別の目で見ていた生徒たちが、強制退去させるためやってくる入国管理局に一丸となって抵抗するまでの話。
前シリーズの生徒たちの1年後で、懐かしい顔ぶれが揃っていて、中でも女ボス的な存在だった真理衣が、相変わらずの生意気キャラで、モンスターペアレントだった母親(荻野目慶子)同様いい味を出していました。
「金八先生」の加藤たちが警察に連行される名シーンへのオマージュのようなシーンでしたが、悲しい別れでした。
しっかり作られていましたが、この生徒たちでまたやるのはツライだろうな…みんないい子になっていて…と思ったら、
やはり次回からは別の学年の担任になるようです。
しかも併合になったよその学校の生徒も来て…といろいろいざこざが起きそうな感じ。
前クールの名医とは一転、外面だけ良くクールな考えの副担任役の斎藤工がどう足をひっぱるかも気になるところ。
今回の評価は…
しかし、視聴率は9.3%と苦しいスタートになりました。