やっぱりスゴい大竹しのぶ「それでも、生きてゆく」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めが期待度ランキングで1位にすると視聴率的にコケるというジンクスがあり…





「JIN」はその数少ない例外だったわけで…
この作品も見事なまでに、そのジンクス通りになろうとしていて…





フジテレビ 木曜22時
「それでも、生きてゆく」第3話



主演…瑛太
脚本…坂元裕二
演出…宮本理江子





加害者家族の行く先々に嫌がらせ電話をかけ、犯人の家族とばらすビラを近所に配るように業者に頼んでやらせていたのは、洋貴(瑛太)の母親(大竹しのぶ)でした。





弟(田中圭)はそれを知っていながら母親の生き甲斐と見過ごしていました。





それを初めて知り、母はそれで幸せなのかと疑問を抱く洋貴。





洋貴と一緒にいるのを見て恋人と思い込んだ母親は、加害者の妹とは知らず双葉(満島ひかり)と仲良くなっていきます。





ちょっと双葉が立ち入りすぎかとは思いますが、二人がバス停でする会話、





自分が短いスカートを履かせたから、犯人の欲情をそそり殺されたのでは…と悔いているのを告白する大竹しのぶ。





娘の命を奪われたのは自分のせいだったのでは…と苦しみ続けてきた母親…
霊安室で娘の膝を生きていた時のように撫でた話…重苦しく残る心の闇…





娘は殺される前にいたずらをされたのでは…それが怖くて怖くて警察に聞くこともできなかった…





大竹しのぶの鬼気迫る演技。
その苦しみを洋貴に代弁して訴える満島ひかりの演技もまた切実でした。





大竹しのぶがここまで複雑な心理表現をテレビドラマで見せるのも久しぶりではないでしょうか?





自分が妹と遊んであげなかったからと悔いている洋貴は、事件から逃げてきたのですが、母親の苦しみを救いたくて、検死調書を手に入れ、母親に読んで聞かせます。





姦淫は否定される…
その一文に母親は救われるが、洋貴は改めて自分を責め母親に涙ながらに詫びる…




ここの瑛太も大竹に負けずに、互角にわたりあっていました。
心の傷を慰めあう2人…





しかし、ならばなぜ娘は殺されたのか?
庭で水まきしながら、改めてこみあげる悲しみ…
ここの号泣もすごかった…




母親は加害者家族への嫌がらせをやめると決め、直接加害者の家に向かいます…




どう接するのか?
双葉の正体はいつ分かるのか?





文哉(風間俊介)のもとに現れた文哉の正体を知る女(安藤サクラ)は何者なのか?





次回は加害者の父親(時任三郎)をフューチャーした回になるようです。





今回の評価は…8