感動のおせち状態…木村拓哉「南極大陸」初回SP | 連ドラについてじっくり語るブログ

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見ましたよ~
うん、気合い入ってましたね~何もかもに。





これだけ盛り込んで感動しなきゃ、感動しないアンタがダメなんだと言われてるような…





感動要素てんこ盛り、元日食べれば飽きてしまう「おせち」状態の初回SPでした。





TBS 日曜21時
「南極大陸」初回SP



主演…木村拓哉
脚本…いずみ吉紘
演出…福澤克雄





割と私めはベタな感動ものには素直に身をゆだねて感動するタイプなんですが…




それにしても…、
そこまでされては…っていう過剰なものを感じずにはいられませんでした。





感動要素1

日本が敗戦国として諸外国から虐げられていた時代の話という時代設定



→主人公を燃え上がらせるのはそこですし、ニッポンなめんなよ!と日本人が外国に対抗して頑張る話に、日本人は弱いですからね。
特に今年は大震災もあって、頑張れニッポンムードが高まってますし…





感動要素2

子役と動物で泣かす



→「マルモのおきて」でも証明されましたが、子役と犬は強いですよ、要素として。



今回のスペシャルでいつものキムタク臭さを消していたのは、この2つがデカいですからね。



古来スター役者は子役と動物は、そちらに食われるから一緒にやりたがらない…




というのがあったのですが、そんなもの気にせず、ガップリ組んだところにキムタクの度量の大きさを感じました。





それにしても、よく昭和顔の子役を集めたもんだ…と感心しました。





背中に赤ちゃん背負ってる子とか、反則ですよね…
あの顔でこれ使ってと汚い5円玉を出された日にゃ~




…でもって、犬ぞりに使う犬たちですよ。





犬がまたイイ演技をするんですよね…これが。





芦田愛菜が飼っている犬も南極へ行くことになるんだろうな…とわかってはいるものの…





あざとい展開にやられましたよ…
今後も犬たちがいろいろやってくれるんでしょうね…




キムタクくらいになると犬に食われませんが、山本裕典は存在が犬に食われ気味で気の毒でした。





感動要素3

これでもか~って流れる音楽



→音楽を担当しているのは「ROOKIES」や「JIN」の高見優なので、感動的なシーンでの音楽の使い方が、例によってこれでもか~って感じで流れます。





子供たちが金を持ってくるシーンや宗谷の実験が成功するシーン、リキが他の犬を先導するシーン

音楽で盛り上げる盛り上げる…





でもって、ラストに「プロジェクトX」の「地上の星」を思い起こさせる中島みゆきの「荒野より」が流れるわけですよ…





まさにだめ押し!!
(;_;)/~~~





初回ですからね…
これぐらい派手にやるのもまぁ無理ないか…ってのが感想です。





キャストについてですが…




木村拓哉…賛否両論、ネットではいろんな意見がありますが…
キムタクの中にある古風な男気みたいなものが前面に出た成功例…というのが、初回を見た感想です。





「華麗なる一族」の延長線上にある演技で、「華麗…」と同じ演出の福澤Dが、信頼を得てうまく引き出しているな…と思います。





「月の恋人」は何だったのか!?と…
役者は作品次第という顕著な例ですね。





柴田恭兵…考えてみればこの人や田村正和とかも、若い頃は何の役やっても同じに見えたタイプの役者でしたが…



良い年齢の重ね方をして「ハゲタカ」あたりからホントいい役者さんになりました。





あまり小細工をろうさないストレートなナチュラルさに風格が出てきました。





香川照之…越冬隊の中でも最年長の役で、老けキャラを作っているのですが、それがちょっとあざとい。



この人には老け役はまだ早い気がします。ここは香川ではなくもっとベテランの脇の人で良かったのでは…




堺雅人…イヤミな大蔵官僚を楽しそうに演じていて、やはりウマいですね。



ニコニコする善人役より、ちょっとひねりのきいたこういう役の方が演じている本人には演じ甲斐がありますからね。





綾瀬はるか…華を添えているって感じにすぎない役。




豪華キャストで他にもいろいろ出てますが…今日はこんなところで。





今回の評価は…7