昨日スタートした火曜21時「謎解きはディナーのあとで」も初回、高視聴率となりました。
今のところ「南極大陸」「家政婦のミタ」に続く３位の…
１８.１％
嵐の櫻井と北川景子の共演というブランド力がもたらした視聴率ですね…
内容の方はどうだったかというと…
フジテレビ 火曜21時
「謎解きはディナーのあとで」第１話
主演…櫻井翔
脚本…黒岩勉
演出…土方政人
うーん
初回見た限りでは、期待を下回る出来でした。
まず過剰な演出の空回りがひどかった…
別に原作はアニメでもないのに、画面をコマ割にしてド派手なスーパーを入れたり…
ポップで新しい感じを出したいという演出の意欲はわかりますが、どうも空回りしているようにしか見えない…
同じ櫻井翔がＴＢＳで主演した「特上カバチ」を思い起こさせました。
もっと普通にやってくれていいのに…と思うばかりです。
ただそれには脚本の力量が必要で、東野圭吾の原作などと違って、この場合はドラマ化するのに脚色しないとダメなわけで…
そのへんも、長い尺を割いた割には、へぇ～って感心するほどの謎解きではなく…
洒落っけも感じませんでした。
特に演出も脚本も櫻井に遠慮してなのか、執事がお嬢様に毒を吐くという肝心の趣向が至って薄味になってしまっているのが不満でした。
もっと毒舌を吐かせないと面白くなりません。
変装して陰ながら見守っているんではなく、お嬢様のダメさをチェックしているぐらいのノリでないと…。
なので、もっとどうにかなりそうなのに櫻井翔も中途半端な演技で、まだ役をつかめていない感じがありありと分かります。
一方、北川景子のお嬢様もお嬢様っぷりが中途半端…お坊っちゃま警部の椎名桔平の前では霞んでしまっています。
役者が下手に見えるのは、脚本、演出の責任もあります。もっとキャラ作りに工夫をこらすべきでしょう。
このドラマ、主要キャストが少ないので、毎回豪華ゲストが出るのかと思ったら、そうじゃないんですね…どうやら。
初回視聴率が良かったからとあぐらをかいてしまうと、どんどん視聴率は下がっていく気がします。
今回の評価は…
第２話の内容と視聴率がどうなるか注目ですね…