徹底したダメ父親ぶり…「家政婦のミタ」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

長谷川博己演じる父親が徹底してダメな父親で、この父親がどう今後変わっていくかが、ドラマのキーポイントになりつつあります。




日本テレビ 水曜22時
「家政婦のミタ」第4話



主演…松嶋菜々子
脚本…遊川和彦
演出…石尾純





「セカンドバージン」でブレークし、共演した鈴木京香との交際を噂され、男を上げた長谷川博己。





せっかくここまで来た彼が、よくこの役を受けたな…(本人は後悔しているかもしれませんが…)と思えるくらい、





この父親はよくよくどうしようもない人間です。





そもそも、できちゃった婚で子供を堕ろしたくないと妻に押しきられて結婚。





元々欲しかったわけではないので父性愛というものが著しく欠如しており…





なのに懲りもせず、その後も3人も子供作ってしまって…
(だらしなさすぎ…)





あげくに会社の女性と浮気したのが妻にバレて、妻はそれを苦に自殺。
(子供連れて実家に帰れば良かったのにね~この奥さんも…)





事故だと子供や妻の家族にもウソをついていたら…





それが長女(忽那汐里)にバレて、他の子供たちにも伝わり…怒った子供たちは母の実家へ…
(あんな自殺の証拠になる書き置きはすぐ処分しちゃえば良かったのに…)





長女に命令されたミタ(松嶋菜々子)が会社で暴露ビラを配ったせいで、会社では閑職に追いやられ、不倫相手(野波麻帆)にはそっぽを向かれ…





遂には妻の父親(平泉成)にまでバレてしまい、子供たちの前で「殺してやる!」とマジに首をしめられるという修羅場にまで発展…





「おうちに帰りたい」と泣く末っ子のために、父親の方が家を出ることになるのです…





まさに踏んだり蹴ったり…
まぁ…とにかく脇が甘いというか…
しかも平気で子供たちに愛情を持てないと言ってしまうんですね…





ドラマ史上稀にみるダメな父親ではないか…と思います。





世の女性視聴者は、「この父親に比べれば、ウチのダンナの方がマシだわ…」と思いながら見ているのでは…と推測され、それが高視聴率の要因では?とも思えます。





ここまで子供たちに愛想を尽かされた父親が、子供たちと暮らせる日は来るのか、難しそうなだけに今後の展開が気になります。





長谷川博己のリアルなダメっぷりの良さが出色です。




でも、こんなダメ父親にもミタは狂言誘拐をした末っ子にビンタをしたところに父性愛を感じ、





末っ子が探していたお父さんの石を去り際に手渡すのでした。





このさりげないミタのフォローというのも、毎回の楽しみの一つになっていますね。





今回の評価は…7