鮮やかなオチに感心…「ストロベリーナイト」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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映画でもドラマでも最後の最後で鮮やかなオチがつくと、そこまでにいろいろ不満があってもいきなり評価が上がったりすることがよくあります。





今回のこのドラマは連続ドラマでは珍しく鮮やかなオチで「お~っ!!」と感心してしまいました。





おそらく原作がそうなんでしょうが、サブタイトルの意味が最後の最後でわかり、それが文字で出るラストは思わずうなってしまいました。





フジテレビ 火曜21時
「ストロベリーナイト」第3話



主演…竹内結子
脚本…黒岩勉
演出…佐藤祐市





前回と今回のサブタイトルは「右では殴らない」





どういう意味なのかずっと分からなかったのですが…




姫川(竹内結子)が取調室の壁を右手でおもいっきり殴ったために始末書がちゃんと書けず、右で殴らなきゃ良かったと後悔する…





そこで「右では殴らない」という文字が出る…

なるほどね~ってことでした。
洒落たラストでしたね。





オチもさることながら、姫川が犯行を認めながら反省の色のない少女(大政絢)を屈服させるまでの取調室のシーンは…





竹内結子、頑張ったなぁ~という気迫みなぎる演技で、対する大政絢もふてぶてしさを前面に押し出した演技で、なかなか見ごたえのある対決でした。





あと、部下が死んでも悲しむ様子も見せず捜査を続けたガンテツ(武田鉄矢)が、部下の妻子に香典とミニカーをそっと置いていくシーンも…
去っていく後ろ姿が泣いていて、ガンテツも悪いヤツじゃないんだなとわかる、いいシーンでした。





取調室のあとに姫川にガンテツが言う「お前もバカ野郎だな…」というセリフもガンテツなりの姫川への誉め言葉とわかるセリフで、




このへんの脚本、演出、キャストがうまくかみあって一つの世界観を作っているのが、このドラマの良さですね…





井岡(生瀬勝久)の何気ない言葉が姫川のヒントになるのも私めのツボです。





今回の評価は…7